8月下旬の午後、残暑厳しい東京・原宿に現れたのは歌舞伎俳優の尾上松也(36)。近年はテレビドラマやバラエティにも活動の場を広げているが、5歳で歌舞伎の初舞台を踏んだ根っからの歌舞伎俳優だ。この日の彼のファッションはといえば、Tシャツ、パンツ、スニーカーと着ているものはすべてナイキ。そんな松也が入っていったのは「ナイキ原宿」だった。
「カジュアルなファッションだったのでまさかあれが歌舞伎俳優の松也さんとは思いませんでした。若者に混じっても全く浮いていませんでしたね。Tシャツなどを手にとってじっくり選んでから買っていってました」(居合わせた女性客)
松也は今年3月にWEBメディアのインタビューでも“ナイキ愛”を語っている。
「僕には一時的にガッと何かにハマるときがあって、フィギュアやアロマキャンドルにもハマってきました。今はとにかくスニーカーです。今月だけで、20足くらい買いましたからね。(中略)たまにナイキショップに行ったり、ABCマートに行ったりもしますけど、行くとたくさん買いたくなってしまうので、あまり行かないようにしています」(『MONO TRENDY 私のモノ語り』3月12日掲載)
“行くとたくさん買いたくなってしまう”という言葉通り、袋いっぱいの買い物を終えた松也は、ほかのショップには目もくれず送迎車に戻っていく。
だがここでちょっとしたハプニングが。運転手が車を離れており、松也は車に乗り込めなくなってしまったのだ。
車の脇で5分ほど立ち尽くしていた松也。……結局、携帯電話で運転手の行先を確かめると、車の鍵を手に戻ってきた。
ナイキ愛あふれる松也だけに、ナイキのスローガン「JUST DO IT.(とにかく行動を!)」も体にしみこんでいるのか。