東京・表参道の高級ブランド店から、長身の女性が出てきた。12月上旬の昼下がり、黒のロングコートに身を包み、長い髪をひとつに束ねているのは江口のりこ(41)だ。高級ブランドの大きな紙袋を肩にかけ、さっそうと表参道をあとにしたーー。
「江口さんは今年4月クールに深夜枠で連ドラ初主演を果たし、現在放送中のドラマ『SUPER RICH』(フジテレビ系)ではゴールデン・プライム帯(19〜23時)初主演を務めています」(テレビ局関係者)
大ブレーク中の江口だが、インタビューでこう語っていた。
《最近は忙しすぎて「誰か助けて!」というのはありますね。去年なんて、夜中に泣いたりしてましたもん》(『婦人公論』’19年7月23日号)
’19年時点であまりの多忙さに悲鳴をあげていた江口だが、長い下積み時代があった。
「高校には進学せずに、15歳にしてアルバイトで生計を立てていた江口さんは、柄本明さん(73)が座長を務める劇団東京乾電池の研究生に応募して合格し、19歳のときに上京。当時は演技の授業を受けながら新聞配達員として住み込みで働き、風呂なし4畳半のアパートで生活していたそうです。
夕食のときは、新聞専売所で用意される数百円の弁当は買わずに、無料で配られた朝ごはんの残りを分けてもらう超倹約生活を送っていました」(舞台関係者)
江口本人も『家の光』’21年1月号で、貧乏女優時代をこう振り返っている。
《とにかくお金を使わないようにして、一か月でたばこ一箱を買うための二百六十円しか使わなかったこともあります》
約20年前は縁がなかった冒頭のブランド店での“爆買い”について、目撃者はこう語る。
「ニットなどを数点買ったみたいですよ。あのブランドは、Tシャツ1枚でも最低数万円はしますから、30万円近くは買っていたのでは……」
江口の知人によれば、最近の彼女の“息抜き”はショッピングだという。
「洋服は専ら表参道で選んでいると聞いています。駆出し劇団員時代の江口さんは、『千円のTシャツを買うのも躊躇する』と漏らしていました。
それがいまでは、『セールを待ったり、ブランド品で尻込みたりせずに、気に入ったものを好きなタイミングで買えて本当にうれしい……』と言っていましたね」
4畳半から脱出し、“スーパーリッチ”となった江口。彼女の半生もドラマ化間違いなし!?