神田沙也加さん「聖子の娘」から実力派女優に…“七光り”批判覆した不屈の努力
画像を見る ディズニー映画『アナと雪の女王』の日本版で沙也加さんは主人公のアナを好演し、作品は大ヒット。

 

■父とも母とも異なる、自分の道を沙也加さんは切り拓いた

 

さらに、’11年からは女優業と並行して声優学校へ。講師を務めた声優の速水奨(63)は’14年9月、『FLASH』で「アドバイスを絶対に聞き漏らさないようにしていた」「自分の思うようにセリフがいえないと悔しがる」と沙也加さんの勤勉ぶりを語っていた。

 

その甲斐あり、’12年7月にテレビアニメ『貧乏神が!』(テレビ東京系)で声優デビュー。そして、’14年3月にディズニー映画『アナと雪の女王』が公開された。

 

同作の日本版で沙也加さんは主人公のアナを好演し、作品は大ヒット。沙也加さんは『第65回紅白歌合戦』(NHK総合)にも出場し、英語版で姉のエルサを演じたイディナ・メンゼル(50)とのデュエットで劇中歌『生まれてはじめて』を披露した。

 

「’15年3月には『アナ雪』が高く評価され、『第9回声優アワード』主演女優賞を受賞。そして同月、映画のイベントでオスカー女優・メリル・ストリープ(72)の前で劇中歌を披露。すると『私の歌よりもずっといい』との賛辞を贈られました」(前出・芸能関係者)

 

父とも母とも異なる、自分の道を切り拓いてきた沙也加さん。その後も順調そのもので、’18年には『第43回菊田一夫演劇賞』を受賞。’19年には『アナ雪』の続編も公開され、そして今年ついにデビュー20周年を迎えた。

 

沙也加さんは先月、《今朝奇跡みたいに嬉しいことがあって、忘備録です。感謝をしつつ自分を磨くぞ、がんばるぞ》とツイート。亡くなる10日前には、ミュージカル『マイ・フェア・レディ』の出演者らと『FNS歌謡祭』(フジテレビ系)に出演することをTwitterでPRしていた。

 

そんなか訪れた突然の訃報。“七光り”の重圧を乗り越えてきた沙也加さんの歴史は、35年で幕を下ろすこととなった。

出典元:

WEB女性自身

関連カテゴリー: