■「ロスを感じなかった」というファンの理由は
一方で、ロスはほとんどなかったというファンの声も聞こえてきた。理由にはいくつかのパターンがあったが、まず自分の生活環境の変化と重なってロスを感じなくて済んだという人たち。
「年明けすぐは嵐ロスしていたけれど、4月以降は就職して自分のことでいっぱいいっぱいで、ゆっくりテレビ見たりする時間も減ったから、ほぼ嵐ロスがなかった」(20代会社員・ファン歴15年)
「ちょうど自分も結婚をしたので、このタイミングで、子供を作りヲタ活とは、違う自分の人生をより楽しめたらなぁと思うように。そして、子育てが落ち着いた時にまた嵐に会えたらいいなぁ~と。何より、子供の名前も嵐に由来する名前をつけられたらいいかと密かに思っています」(30代主婦・ファン歴20年)
また、活動休止後も、メンバーが個々で活躍していたり、また11月に映画『ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM“Record of Memories”』の公開があったおかげで、ロスを感じずに済んだり、寂しい心を慰められたりしていたと話す人も多かった。
「毎日、番組やCMでメンバーを見ているのでロスはない。大野くんの姿は見られませんし、最近まで松潤もあまり出ていませんでしたが、メンバーがほかのメンバーや嵐について話していることが多く、嵐を大切にしていると感じるので寂しくありません」(60代契約社員・ファン歴22年)
「映画の公開前に『5人でご飯を食べに行った』と言っていて、実際に見られないとしても、5人が今でも交流していることが嬉しいし安心する」(30代パート・ファン歴22年)
「もちろん嵐5人の姿を見たいですが、各個人が相変わらず嵐の話をしてくれたりするのを見ると、メンバーの嵐に対する気持ちが離れているわけではないのがわかるので、“またいつか5人の姿が見られるのかな”という気がして心が慰められました。あとは、個人かグループかは関係なく、嵐のメンバーが楽しそうだとこちらも楽しい気持ちになる!」(20代学生・ファン歴13年)
嵐が“解散”でなく“活動休止”という選択をしたことで「今は寂しさというよりはあくまで“休止期間”なんだと思いながら落ち着いて過ごしている」(20代会社員・ファン歴10年)と、戻ってくる安心感や期待感を口にするファンも。
「5人でワチャワチャしている姿を見られなくなったこと。ライブへ行けなくなったこと。お正月に嵐が見られなくなったこと。年末年始の雑誌ラッシュがなくなったこと。そういうことでロスは感じたけど、発表から休止までの間、本当に5人が嵐のこと、ファンのことをいちばんに考えていろいろやってくれたので感謝しかなくて。そっちの想いの方が強いかもしれません。解散じゃなくて、また5人で戻ってきてくれる選択をしてくれて本当によかった」(40代会社員・ファン歴22年)