■ギャラが10倍跳ね上がる可能性も
さらに吉沢は、“仕事への姿勢”を見せることで現場をまとめていたという。
「コロナ対策として、リハーサルにもマスクが必須。ですから、本番では監督の想定していた表情と合わず、撮影がうまく進行しないことが頻繁にありました。そのたびに吉沢さんは監督と熱心に話し合い、齟齬を解消してきました。そういった吉沢さんの“真剣さ”に共演者たちは『ついていきたい!』と頼もしく感じ、その座長ぶりは大好評だったそうです」(制作関係者)
そうして見事、座長を務め上げた吉沢。『青天を衝け』をキッカケに、さらなる飛躍を遂げそうだ。
「今作で幅広い世代に認知されたこともあり、民放はこぞってオファーしていると聞きます。実は、吉沢さんの連続ドラマ主演はこれまで深夜帯のみだったんです。ギャラは20万~30万円程度でしょうが、民放のゴールデン帯ドラマ主演となれば150万~200万円が相場。大河前と比べたら、ギャラが10倍ほど跳ね上がることになります」(テレビ関係者)
まさに評価もギャラも“青天井”。最終回を控えた11月、吉沢は本誌で「栄一をはじめ、その時代の方々の国を思うエネルギーなどは、今の日本の若者にはない気がするし、憧れというか、熱をもって生きるのはやはり素晴らしいことだと思います」と語っていた。
彼の熱量も、きっと日本中に感動を届けたはずだ。