■ラブストーリー好きには演技派ぞろいのこの2作!
K:恋愛ドラマは少ないですけど、『ファイトソング』(TBS系・火曜22時〜)はどうですか?
S:恋愛初心者の清原果耶と間宮祥太朗が頑張っている感じがほんわかしていていいなあって思って。清原果耶の、泣くシーンも美しかった!
H:菊池風磨も、チャラいけど一途な感じがハマってる。
K:私、間宮祥太朗が、歌がうまくてビックリしました。あの歌を彼が歌ってるって気付くまでしばらくかかったくらい(笑)。
S:暗さはあるけど、その控えめな感じがカッコいい。4月に主演ドラマも決まったし、間宮祥太朗、今年ブレークするんじゃないかなあ。
H:ラブストーリーといっては変化球だけど、『妻、小学生になる。』(TBS系・金曜22時〜)の10歳の少女と50代のおじさんとの愛情いっぱいの物語も注目よ。
K:堤真一の、妻が生きているときの若々しい感じと、妻が亡くなった後の落ちぶれた感じの演じ分けがすごいですよね(笑)。
H:生まれ変わった妻を演じる、毎田暖乃ちゃんの演技が素晴らしいんだから! 堤真一を叱咤する姿も、違和感なく見られる。
■“家族ドラマ”は丁寧な脚本に目が離せない!
K:ファミリードラマも良作ぞろいですね。『となりのチカラ』(テレビ朝日系・木曜21時〜)の、優柔不断な父親役の松本潤は、新境地を開いた感があります。
S:ああいうダメ男を演じるのは、すごく挑戦的だし新鮮ですよね。しっかり者の妻を演じる上戸彩との掛け合いもいい。
K:遊川和彦の脚本だから絶対面白くなるんだろうなあって。1話だけでもたくさん謎がちりばめられていたので、これからそれがどう絡み合っていくのか楽しみです。
S:また、『恋せぬふたり』(NHK・月曜22時45分〜)は、新しい形の“家族ドラマ”ですね。
H:私、「アロマンティック」(他者に恋愛感情を持たない人)と「アセクシュアル」(他者に性的感情を抱かない人)というセクシュアリティがあること自体、今回初めて知りました。
K:岸井ゆきのと高橋一生が、恋愛感情抜きに支え合って“家族”として生活を営んでいこうとする過程がとても丁寧に描かれているんですよね。人と人はなぜ生活を共にするかみたいなところに共感ができて、胸に刺さりました。
S:2人の演技も安定感あります。主演が演技派ぞろいの今期は、腰を据えて見たい作品が充実してますね。
■各記者のBEST3
20代編集K:1位『DCU』/2位『恋せぬふたり』/3位『ゴシップ #彼女が知りたい本当の○○』
30代記者S:1位『ミステリと言う勿れ』/2位『ファイトソング』/3位『DCU』
40代記者H:1位『妻、小学生になる。』/2位『DCU』/3位『ミステリと言う勿れ』
