異例の反戦歌『Triangle』にSMAP5人が語っていた特別な思い「歌う時の顔つきが違う」
画像を見る 15年、最後となった紅白で『Triangle』を熱唱するSMAP

 

■「未来に向けての希望の歌だと思う」

 

中居正広(49)もシングル発売当時、こう語っている。

 

《この歌は、詞もメロディーもすごくいい。ちょっとカッコ良過ぎるんで、僕はかゆくなっちゃって、どんな顔して歌えばいいんだろ!?って》(『ザテレビジョン』’05年12月2日号)

 

同時に、当時、国民的グループとしてトップを走るSMAPの可能性を広げる楽曲にもなったと、あるテレビ局関係者は指摘する。

 

「もともとはアルバムの候補曲でしたが、香取慎吾さん(45)は初めて聴いた際に『アルバムで終わらせるのはもったいない』と感じたといいます。また稲垣さんはインタビューで『メッセージを伝えるだけの器が自分たちにも出てきたのかな』と語るなど、メンバーもSMAPが新たなフェーズに入ったきっかけの曲として、とても愛着を抱いていたそうです」

 

木村拓哉(49)と草なぎ剛(47)は、曲にかける“覚悟”についてこう語っている。

 

《この歌を歌うと、メンバーも自分も聴いてるお客さんも、みんながいつもと違う顔になってるんだよ》(木村)

 

《みんなで一生懸命、嫌なこと、不愉快なことは僕らの時代で断ち切って、次に向けて頑張っていこうよと。世代を超えた、未来に向けての希望の歌だと僕は思う》(草なぎ・ともに『ザテレビジョン』’05年12月2日号より)

 

SMAPにとっても“宝物”となった『Triangle』。5人は“反戦の願い”を折に触れて歌い続けてきた。

 

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