海老蔵 晴れ乞い料は100万円…実母も嘆く自称スピリチュアルカウンセラーへの心酔
画像を見る 解体工事中だった海老蔵の実家

 

■名刺の肩書はスピリチュアルカウンセラー

 

本誌の取材でも、X氏の祈祷行為が各方面から聞こえてきた。

 

「’20年の春ごろ、海老蔵さんは京都でドラマ『桶狭間』(フジテレビ系)の撮影に臨んでいましたが、そこにもX氏は同行していました。連日、現場に来ていましたが、ドラマ関係者とは話すことなく、海老蔵さんの背後に回り、背中をたたいたり、手かざしのような動作をしていました。

 

海老蔵さんと話したり、モニターをチェックしたりするなど、明らかにマネージャーより距離は近いので、周囲のスタッフたちも『誰?』と思っていました。名刺交換をすると、肩書は“スピリチュアルカウンセラー”となっていました」(ドラマ関係者)

 

歌舞伎関係者もこう嘆く。

 

「昨年7月に海老蔵さんは2年ぶりに歌舞伎座に出演して『雷神不動北山櫻』を上演しました。この演目は二代目市川團十郎により初演され、歌舞伎十八番の『毛抜』『鳴神』『不動』の3作品が含まれる成田屋ゆかりの通し狂言。

 

海老蔵さんはご贔屓筋でも楽屋にはめったに呼ばない方なのですが、X氏に関しては、楽屋はもちろん、劇場の花道の鳥屋にまで連日引き入れたんです。鳥屋は3畳程度の小さな空間で、幕一枚向こうは客席。本来、出演者と黒子を務めるお弟子さん、舞台監督ぐらいしか入らない神聖な場所なんです」

 

鳥屋へ“部外者”を入れることは、梨園の常識として考えられないというのだ。

 

「そのときは鳥屋で不動明王を降ろしてもらっていたそうです。不動明王は成田山の御本尊で、海老蔵さんはあつく信仰しています。成田屋家伝の芸である『にらみ』は、邪をはらう不動明王の御霊徳をあらわしたものとされています。大事な演目だけに、気合が入っていたのでしょう。X氏が人さし指と中指を立てた右手を『エイッ』と振りおろし、『これであなたに不動明王が入りました』と伝えたというのです。2週間の興行で、X氏への謝礼は数百万円以上だったと聞いています」(前出・歌舞伎関係者)

 

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