■公私ともに固めた母としての決意
日本から遠く離れた地へ赴く彼女を突き動かすのは、子供が育つ環境を整えたいという思いだ。
「日本にいれば、2020年8月に離婚した東出昌大さん(34)の女性関係などが取りざたされるせいで、学校で子供たちがからかわれたりすることもあるかもしれません。
杏さんは幼いころに、謙さんと母親が泥沼の裁判を繰り広げて離婚したことを経験しています。だからこそ日本を離れて、のびのびした静かな環境で、子供たちに育ってほしいと願っているのです」(前出・知人)
子供たちへの愛情は、撮影中にも垣間見えた。
「ロケの間、マネージャーさんがスマホで杏さんの写真を撮っていました。SNSに投稿するために撮っているというより、お子さんに杏さんが仕事をしている様子を見せるためだとか……。双子の娘さんは、もうお母さんがどんな仕事をしているのか理解できる年ごろです。自宅で写真を見せながら、いろいろと説明しているそうですよ。
とはいえ、お子さんたちは幼いですから、“母親が悪事を働く”という姿を見せないために、事務所には『殺人犯などの悪役はやりません!』と伝えていると聞いています」(前出・ドラマ関係者)
公私ともに、「子供たちを守る!」という決意を固めている杏。今後の仕事も、新生活が軌道に乗ってからになるようだ。
「女優としては、『競争の番人』の撮影が終わったらいったんお休みするようです。ただ、現在レギュラーを務めている『世界遺産』(TBS系)のナレーションはこれからも継続します。
“ナレ撮り”は、機材があればリモートで可能です。日本の杏さんの自宅には、防音のギター部屋があって、コロナ禍以降はその部屋で収録することもありました。フランスの自宅にも、完全防音の部屋を用意するようです。日本とは7時間の時差がありますが、子供が寝た深夜に収録を行うつもりだと聞いています」(TBS局員)
最愛の子供たちとともに、新天地での暮らしがもうすぐ始まる。