山口百恵さん 貧しい幼少期に母から指導…長男・祐太朗にも受け継ぐ“清貧の教え”
画像を見る 現役時代、ロケ先のスペインで友和とラブラブな百恵さん

 

百恵さんは結婚後にキルト作りを始め、’19年には作り続けた作品を集約した『時間(とき)の花束 Bouquet du temps[幸せな出逢いに包まれて]』(日本ヴォーグ社)も出版している。いまではライフワークとなっているキルト作りは、百恵さんにとって“家族との絆”にもなっているという。別の知人はこう語る。

 

「洋裁も和裁も得意だったお母さまに憧れ、キルトの世界に飛び込んだそうです。まだ初心者だったころ、友和さんにキルトの半纏を製作してプレゼントしたそうです。それを友和さんはとても大事にしていて、30年たったいまでも使っていると聞いています。

 

また、お母さまが亡くなった際は生前に着ていた着物を使ってキルトを作り、悲しみを乗り越えたといいます。

 

祐太朗さんも家から自立する際にお気に入りのキルトを持って出たそうですし、次男の貴大さんも一人暮らしをするときに“キルトを作ってほしい”と百恵さんに頼んだとか。

 

キルトというのは細かく縫い合わせたものほど丈夫で子どもから孫へ受け継がれることも多いです。百恵さんも“ぼろぼろになるまで使ってほしい”と望んでいるようですし、まさに趣味と実益を兼ねてということなのでしょうね」

 

■還暦当日の夫婦デートも「夫婦割」を使って

 

友和の演技が評価され、オファーの絶えない人気俳優となったいまも妻・百恵さんの倹約家ぶりは変わらない。実際、本誌は3年前の1月、還暦を迎えた百恵さんが友和と都心の映画館へ行く現場を目撃していた。その際も「夫婦割」を使って2200円で映画デートを楽しんでいた。

 

「百恵さんの倹約は徹底していて豆苗の根の部分も捨てずに再利用しています。大根の葉をお味噌汁に入れたり、食材を無駄なく使っておいしく調理する百恵さんの“主婦力”に友和さんはいつも感謝していると聞いています」(三浦家の知人)

 

祐太朗はかつて百恵さんについて、こう語っている。

 

《甘やかされることもなかったし、いま思えば母なりの苦労や配慮があったんでしょうけど、ごく普通の大人になるよう、教育を受けさせてもらったと思います》『週刊文春』(’12年5月3日号)

 

30年以上マグカップを使い続けるのも、祖母から百恵さん、そして祐太朗へ受け継がれた“普通の大人”になる教えを大事にするからこそ。その思いは今春誕生した初孫にも伝えられるはずだ。

関連カテゴリー: