■スタッフとの関係悪化で結婚式も不参加
さらに、寺脇は制作サイドとの間でも亀裂が生じていたという。
「薫の移住には、実は制作側の『リアリティを追求したい』という都合が大きく影響していたんです。右京や薫の所属する特命係は窓際部署ですから、『薫の性格なら“このままでいいのか?”と思うはず』とスタッフが考えたそうです。
しかし、寺脇さんは『薫は自分の分身』と話すほど、役に対して相当思い入れがありました。にもかかわらず、一方的に退くことになったわけですから、制作サイドに対して思うところがあったといいます」(制作関係者)
そのため’12年10月、『相棒』に出演する川原和久(60)と二代目松本白鸚(79)の長女・松本紀保(50)の結婚披露宴が開催されたものの、寺脇の姿はそこになかったという。
「会場には水谷さんや2代目相棒の及川光博さん(52)、3代目相棒の成宮寛貴さん(39)含め、『相棒』の関係者が勢ぞろいしていたのですが……。寺脇さんと川原さんは同学年ということもあり、気心の知れた仲。プライベートでも交流があるといいます。自分の都合で参加しなかったことを申し訳ないと思った寺脇さんは後日、川原さんご夫婦に改めてお祝いを贈ったそうです」(前出・制作関係者)
不仲説が報じられてきた水谷と寺脇の再タッグが実現するということもあって、SNS上では喜ぶファンが相次いだ。
《不仲説出て相棒引退したって噂信じてたからめっちゃ嬉しい》
《相棒に寺脇康文が戻ってくるのか。離れた際には不仲説があったが、こうやって戻ってくるのはいいな。随分相棒を見ていないけど、また見ようかな》
寺脇は、23日、Twitterで《いやー!遂に、発表できました!皆さんからの、たくさんの嬉しいコメント!ほんとに感謝です!「泣いちゃいました」なーんてコメント見ると、じんわりくるものがあります。皆さんに楽しんでもらえるよう、しっかり準備して、臨みます!》と投稿。紆余曲折を経ての薫役に、喜びもひとしおのようだ。