■「ファンビジネスの進化系」「ある種、洗脳」
一連のヒカルの意見に耳を傾けていたシバターは、「学校とオンラインサロンはちょっとその次元が違いすぎない?」「学校はファンビジネスじゃないじゃん」と諭した。しかし、ヒカルは“大学進学もファンビジネスの一種”だとして、次のように疑問を呈した。
「いやでも、ある種それも(大学も)ファンビジネスの進化系な気がするんですよ。根付いちゃってるからそう見えないだけで、実際はそれに近いものがあるんじゃないかなっていう。義務教育は国が定めたんであれですけど、大学って行った方が良いってみんな言いません?そういう流れがあるじゃないですか。大学行かんで良いって言ったら叩かれるじゃないですか? だからある種、洗脳じゃないですか」
その上で、ヒカルはこう考えを述べた。
「本当に賢い人は、別に大学行くも行かへんもどっちでもいいと思ってるじゃないですか。でも、行った方が良いって一応建前で言うじゃないですか。(中略)要は、上の人にとって都合が良いからだと思ってるんですよ、僕は。都合がいい世の中が生まれるからだと思ってて。そういう構造っちゃ構造ですよね」
情報商材と比較して大学進学を「一種の洗脳」「ファンビジネスの進化系」と言い切ったヒカルだが、“極端すぎる”とネット上で異議を唱える声が上がっている。
《怪しい情報商材と大学を比べるなんてムリがある》
《就職先決めるために大学に行くわけじゃない。どうしてそんな考えに…?》
《そもそも、大学は就職を確約してくれる場所じゃない。学問する場だからね》
《いやいや、詐欺って。大学は自分の興味のある事を学びに行く所、或いは自分の可能性を拡げに行く所であって、就職の保証をしてくれる所ではない。大学卒業したのに就職先がないのは本人の問題であって大学側は関係ない》
その一方で、ヒカルの発言の意図を理解しようとする声も上がっている。
《結構世の中の真理をついてると思います。大学を出た方がいいという風潮が根付きすぎているように思います。大学をでることにこだわらなくて良い世の中になればいいなと思います》
《ヒカルさんの言いたいことは、意味もなくとりあえず大学なら行く必要はない、ってことだと思う。目的があるなら行けばいい。なんかもうちょっと遊びたいから、みんなが行くから、親が言うから、先生が言うから、親戚が言うから、という理由なら自分が本当に行きたいのか考えたほうが良いってことを言いたいんだと思う》