《昨日の夜から今まで電話にも出ないし、メッセージもない、これが家族への優しさだというのか》
7月24日、自身のインスタグラムにこう投稿したのは、福原愛(33)の元夫で台湾の卓球選手・江宏傑(33)。福原が3歳の息子を日本に連れ帰り、音信不通になったと怒りをにじませたのだ。
「’16年に結婚し、2児をもうけた2人でしたが、’21年3月に福原の“不倫デート”が報じられると、同年7月には離婚が成立しました。子供については『共同親権』という形で育てていくと発表されています」(スポーツ紙記者)
江が怒りの投稿をした翌25日、本誌は福原の自宅を訪ねた。260平方メートル、3億円ともいわれる超高級マンションだ。ベランダからは子供たちの声。どうやら遊びに来た知人の子供と福原の息子がビニールプールではしゃいでいるようだ。水しぶきが路上まで飛んでくる。
ベランダから外をうかがったのは、福原と髪を後ろで結んだ上半身が裸のイケメン。なんと、かねて不倫疑惑が報じられ、いまは福原と同棲中のA氏だった。福原は恋人に息子の遊び相手をさせていたのだ。帰国して間もないが、すでに打ち解けているのだろうか。
本誌は自宅マンション前で福原を直撃。“息子連れ去り”の真相を聞いた。
「ちょっと何か行き違っているだけで、ちゃんと手続きしています。私が勝手に連れてきたなんてことは、まったくないです」
――子供はお2人とも?
「いえ、下の子だけです。せめて夏休みの期間だけでもと。8月まで、一緒に日本に滞在します」
――子供さんと過ごす時間は?
「1年半ぶりだから、懐かしくて楽しいし、ちゃんと育ってほしいなと、いつも思っています」
福原は台湾向けにも声明を発表。双方の弁護士が協議して子供との面会が実現したが、江側の妨害があったため警察に通報したこと、息子を日本に連れてきたことは江も承知していると説明した。
対する江は、「妨害はしていない」などと再反論。夫婦の親権争いは激化している。法的な問題はどこにあるのか、弁護士に聞いた。
「普通に考えて、合意があればいきなり警察沙汰になることは珍しいと思います」(アリシア銀座法律事務所の竹森現紗弁護士)
台湾の事情にも詳しい山上国際法律事務所・山上祥吾弁護士はこう説明する。
「『共同親権』とは、離婚した後も子供の養育については元夫婦で決めていくというもので、日本にはない制度です。また、『兄弟不分離の原則』というものが日本にもありますが、親権を決めるときに裁判所はきょうだいの親権者を別々にすることは基本的にしません。今回のような片方の子だけを連れ帰ってきたというのは、珍しいなと思います」
大事な跡取り息子のシッター役が、妻を奪った男性であることを知った夫の胸中は? 子供たちをめぐる問題は、さらなる激化の予感が――。