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9月8日、自民党は、党所属の国会議員379人と旧統一教会(世界平和統一家庭連合)との関係について調査結果を公表。179人が過去に接点を持っていたことがわかった。

 

安倍晋三元首相(享年67)の銃撃事件以降、政治家との関わりが次々に明るみに出るが、それ以前は“統一教会”と聞いて世間がまっさきに思い浮かべるのは、‘92年の合同結婚式だった。桜田淳子(64)ら有名人がこの合同結婚式に参加したことで、統一教会にまつわる当時の報道は過熱したが、いま再び注目が集まる現状に彼女は何を思うのかーー。

 

桜田は’92年に合同結婚式に参加し、いまも信者を続ける。世間を騒がせて以降は事実上の引退状態だったが、’13年に表舞台に立っている。

 

「’13年のデビュー40周年イベントで20年ぶりにステージ復帰。一時は芸能活動再開の動きを見せていたのですが、いまは再び沈黙しています」(芸能関係者)

 

また「’19年の5月ごろ、桜田さんから直接連絡をもらって読み聞かせなどをしていただきました」(秋田にある介護施設の職員)という証言があるように、’17年から’19年ごろには、故郷の秋田に頻繁に帰り、介護施設を慰問するボランティアに励んでいたという。

 

「実母が認知症を患い、施設に入所しています。それが慰問を始めたきっかけだったようです。実母は、統一教会には反対の立場でした」(前出・芸能関係者)

 

合同結婚式で結婚した夫との間には3児をもうけた。夫の母は’16年に逝去したが知人によると、

 

「嫁姑関係は良好でしたが、お姑さんは息子と嫁の桜田さんが統一教会に入信していることには複雑な思いを抱いていました」

 

周囲が反対し続けても教団にとどまる桜田。旧統一教会の問題に詳しいジャーナリストの鈴木エイト氏は、教団での彼女をこう語る。

 

「’15年には、教団本部で信者100人ほどを前に講演をしています。また5年ほど前ですが、桜田さんが2世信者にメークやファッションのレクチャーをする、講習会のようなものが開かれたこともあったと聞いています。彼女は教団の関連会社の化粧品のパンフレットにも出ています」

 

教団の“広告塔”の役割を果たしているといわれてきた桜田だが、

 

「現在の教団からはもはや桜田さんを“外向き”の広告塔として使おうという気配は感じられません。一方で、“内向き”の活動には積極的です。先述の講演や2世へのメークの講習会は、“あんなに有名な桜田淳子さんが信仰している宗教なんだから間違いないに決まっている”と信者に思わせることで、内部を固める意図があると考えられます」(前出・鈴木氏)

 

桜田は今後どうなるのか。鈴木氏が予測する。

 

「今回の事件に端を発して、教団に解散命令が出されたとしても、宗教法人でなくなるだけで実態は変わらない可能性はあります。当然、桜田さんも脱会はしないでしょう。桜田さんには献金ノルマが課されていないはずです。一般の信者とは違う、教団内でも特例のような立場で生きているのです」

 

桜田は来年、デビュー50周年。果たして公の場に登場するかーー。

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