自由に、心のままに絵筆を動かす「芸術家・蛭子能収」という原点回帰
記事投稿日:2022/12/26 15:50 最終更新日:2022/12/26 15:50
中腰の姿勢のまま、一心不乱にキャンバスと向き合う蛭子さん
記憶力や言語能力から感情、気力、時間や季節の認識……。認知症は、健康だった人からさまざまなものを奪い去る。漫画家でタレントとして異彩を放っていた蛭子能収さん(75)からも多くの「才」を抜き去った。シュールで暴力的な不条理作品を描き「狂気を内側から描く人」と称された鋭才。空気の読めない言動をするも“どこか憎めないおじさん”としてテレビの世界で活躍した奇才も、認知症という病...