なぜコロコロ主張が変わるのか?篠田麻里子の音声流出で考える「逆ギレ女性」の抱く思惑
画像を見る 強気の姿勢に出た篠田麻里子

 

■根底にある「受け入れたら負け」という自己保身

 

篠田さんのような態度や主張に一貫性のないタイプは、どちらかと言えば女性に多い傾向があります。理由はこうしたコロコロ変わる態度というのが、対人関係における“弱者の戦略”だからです。

 

女性は男性よりも腕力や経済力で負けてしまうことも多いため、話し合いになった際は無意識に「立場を巻き返す方法」を身に着けている人もいます。その1つが、こうした「不安定な態度を取ること」なのです。

 

このタイプは、できごとを二極化思考でとらえるクセがあります。人間関係を「勝ちと負け」「被害者と加害者」「強者と弱者」など、極端な思考で見るクセがあります。

 

本来、どんな問題も双方に原因があるものです(もちろん程度は異なります)。どんなときも人間関係は対等であることや、グレーな部分を受け入れる思考がこのタイプにはありません。

 

問題が起きると二極化思考になり、なんとしても自分を守りたいと強い保身に走り、極端な言い分や態度に出てしまうのです。

 

また相手の主張を認め、自分の非を受け入れてしまうと自分は「負け」になります(本来負けという概念はないのですが)。このタイプの行動動機は「強すぎる自己保身」なので、負けを認めることは困難を極めます。

 

その結果として支離滅裂な主張を強めたり、自死をほのめかせたり、話し合いに応じないで逃避するといった行動を取ります。これらは全て、相手との勝負(話し合い)が無効になるような態度を取っていることに他なりません。

 

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恋愛ジャーナリスト・コラムニスト・イラストレーター

出典元:

WEB女性自身

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