松本潤(39)主演の大河ドラマ『どうする家康』(NHK)。主人公・松平元康(後の家康)が妻の瀬名(有村架純)を奪還すべく四苦八苦する一方、Twitterでは本作の時代考証を担当する歴史学者が一部視聴者と“場外バトル”を繰り広げている。
注目を集めている歴史学者とは、平山優氏(59)。2015年放送の大河ドラマ『真田丸』でも時代考証を担当した経歴の持ち主だ。
「時代考証の主な役割は、脚本をチェックし間違いを修正することです。大河ドラマでは『真田丸』や前作『鎌倉殿の13人』もそうでしたが、時代考証は3名で担う傾向にあります。本作では平山さんの他に、小和田哲男さん、柴裕之さんが担当。家康のライバルである武田信玄・勝頼親子との戦いも描かれるため、武田氏研究の第一人者である平山さんが起用されたそうです」(ドラマ関係者)
初回放送日の1月8日、平山氏は第1話を視聴した感想や時代背景の詳細、ドラマでの相違点などをTwitterで解説。その上で、次のように呼びかけていた。
《大河ドラマは、歴史を舞台にしたヒューマンドラマであり、群像劇です。大まかな年表としての出来事は外さず、物語が展開していきます。ですが、ドラマとしての内容は、フィクションです。端的に申し上げれば、同じ徳川家康を題材にした専門の歴史書と歴史小説は違うのと一緒です》
ところがTwitterでは、放送初回からハッシュタグ「#どうする家康反省会」が盛り上がり、作品にツッコミを入れる呟きが相次いだ。
「当初から織田信長の乗馬シーンをはじめ、随所でCGが多用されています。装填に時間がかかるとされる火縄銃を連射するシーンもあり、一部の大河ファンから“おかしい”と批判の声が上がったのです」(テレビ誌ライター)