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3月15日に放送された、水谷豊(70)主演のドラマ『相棒season21』(テレビ朝日)の最終回。その平均世帯視聴率が14.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったと発表された。今シーズンは初回から17.3%を記録し、視聴率は最終回まで全話2桁で推移。変わらずの人気ぶりを誇った。

 

『相棒』は前シーズンで、水谷演じる警部・杉下右京の“歴代最長の相棒”を務めた冠城亘役・反町隆史(49)が卒業。そして今シーズンから初代相棒の寺脇康文(61)演じる亀山薫が14年ぶりに“相棒復帰”。水谷と寺脇には一時不仲説も流れたため、SNSではドラマのファンから喜びの声が上がっていた。

 

「水谷さんが70代を迎えることもあり、『相棒』は現在“最終章”に突入しています。“右京の『相棒』を新キャストにすると作品が中途半端になってしまう”と水谷さんは感じていたといいます。そこで水谷さんは寺脇さんに自ら電話をかけて“ラブコール”。その後、2人で食事にも行き『相棒』をどのように終結させるかを話し合ったそうです」(制作関係者)

 

クランクインしたのは’22年7月後半のこと。『相棒』現場に帰ってきた寺脇を水谷は笑顔で迎え入れたという。

 

「初日の現場では水谷さんが『亀山くん!』と迎え入れ、スタッフからも拍手が起こっていました。いっぽう寺脇さんは7シーズン、計125話にわたって『相棒』に出演した反町さんの人気ぶりがすごかったことを意識し、『気にしないわけにはいかない』と苦笑。そこで水谷さんは寺脇さんのプレッシャーを減らそうと『無理に昔を意識しなくていいからね』と助言したり、『14年前と変わらず、いい芝居だね』と声をかけたりしていました」(テレビ局関係者)

 

さらに水谷は、寺脇を和ませるために“渾身のギャグ”を披露したことも!

 

「ドラマでは右京が紅茶を注ぐ、ファンにおなじみの場面があります。ティーポットを高い位置に構えてカップに注ぐというシーンなのですが、それを水谷さんは休憩中に大げさに頭の上ぐらいの高さから入れてみせたんです(笑)。劇中では肩ぐらいの高さなので、寺脇さんも笑って、気持ちが楽になったといいます」(前出・制作関係者)

 

そんな水谷は現在70歳。ドラマの開始当初は47歳でアクションシーンもこなしていたが、近年は水谷を気遣ったルールが現場で敷かれているという。

 

「『相棒』は2クールにわたって放送されます。そのため水谷さんの負担を少しでも軽減するために、共演者には『NGを出さないように』という指令が通達されることに。また制作サイドが水谷さんの健康を考え、脚本段階からアクションシーンをできるだけ“相棒”に任せる演出にしています。雨の日のロケや足場の悪い撮影現場では入念なリハーサルを行い、周囲のスタッフは水谷さんが転ばないように細心の注意を払って見守っています」(前出・テレビ局関係者)

 

周囲の配慮の甲斐もあり、水谷は“まだまだ現役”と意気込んでいるようだ。

 

「 そもそも『相棒』はシーズン1からシーズン21まで、視聴率2桁を切ったのがなんと4話しかありません。その最後も、04年12月15日に放送されたシーズン3の第8話。以来19年間、2桁を死守してきました。これは驚異的なことです。

 

今期も視聴率2桁をキープしたことで、今年10月から’24年3月までの来クール、つまり『シーズン22』が決まったそうです。テレ朝の上層部と水谷さんが今後について話し合う場が設けられ、水谷さんは『この作品を突き詰めていきたい』という思いを伝えたといいます。

 

体力的にキツいなか、今シーズンでも水谷さんは2クール分の芝居をこなしました。それだけでなく寺脇さんを気遣ったり現場を和ませたりと大奮闘。“20年の壁”に挑む水谷さんのために、新シーズンでも引き続き“現場ルール”が死守されるでしょう」(前出・テレビ局関係者)

 

“最後の相棒”とともに、水谷はまだまだ走り続ける――。

出典元:

WEB女性自身

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