まもなく放送終了となる朝の情報番組『スッキリ』(日本テレビ系)。しかし、その直前に起こした騒動によって、立つ鳥が跡を濁しているようだ。
「24日に放送された『那須どうぶつ王国』での中継リポート中、スタジオにいた司会の加藤浩次さん(53)の煽りを受けて、オードリー・春日俊彰さん(44)がエサやりをしていたペンギンの池にわざと転落。すると放送後、施設側が《事前打合わせには無かった状況》だと、テレビ局に抗議する事態に。
これを受けて、27日の番組冒頭で加藤さんが『番組MCとして配慮が全く足りなかった』と釈明し、日本テレビの石澤顕社長も定例会見で謝罪しました」(スポーツ紙記者)
施設側からの怒りの声明発表という異例の事態に、すぐさま謝罪の姿勢を見せた加藤と日テレ。とはいえ、そもそも池に落下した張本人である春日は未だ謝罪をしておらず、現場スタッフも制止する様子がなかったことなどから、ネット上では今も連日厳しい声があがり続けている。
しかしそのいっぽうで、今回の騒動を擁護する人物が。その1人が、27日に『ABEMA Prime』(ABEMA)へ生出演したカンニングの竹山隆範(51)だ。
一連の騒動について「いよいよこんな時代になっちゃったなって。世知辛いな」と、コメント。続けて「ある意味ロケ行って水があって、そこに落ちるっていうのは、例え動物がいようと落ちるていうのは、日本のお笑いの“古典芸能”みたいなもんだったわけだから」と、元凶となった池への落下に対する自身の解釈を展開し、さらにこう続けた。
「本音を言うとこれを見て、これはダメだって叩き出したりして、全然関係ないのに。関係ないっていうとアレですけど、外野からそういうのを叩き出したりして、で、それがまた炎上して、またそれでごめんなさいで揉めて、これが1セットみたいになるっていう仕組みが、気持ち悪いなって思ってますね。抗議する必要がはたしてあるんだろうかっていうのは思います」
「あれダメこれダメって、基本的にはダメなことをやってるから皆が笑ってるわけだから。でも時代がそうだったなら、これからはやれない。ただそれだけですよね」
さらに28日には、YouTubeで配信された「宮迫博之のサコるニュース」でも、宮迫博之(52)や千原せいじ(53)が今回の騒動に言及した。
宮迫も「芸人あるあるではあるんですけどね。落ちるなよ、落ちるなよっていうのは」と、竹山同様に池への落下は“伝統芸”だとコメント。「映像は見てない」としながらも、「ちょっと可哀想やけどね。春日が」と、煽られて池に落ちた春日に同情する素振りを見せた。
せいじも「春日くん可哀想~」と宮迫に同調し、続けて「春日くん、根性あるなと思って。俺やったら、絶対に(池に)落ちへんもん。ペンギンってむっちゃ臭いねん」「動物の衛生面より春日くんの衛生面を考えてあげて!」「あんな激クサ、激クサ、激クサ動物!」と言い放ったのだった。
「“伝統芸”だという、いわゆる『押すなよ押すなよ』の掛け合いは、大前提として熱湯風呂など“押してもいい場所”だから成立し、笑えるもの。今回に関しては施設側から訴えがあった通り、動物の命に関わるという『絶対に超えてはいけないライン』の共有が番組制作側で出来ていなかったのです。単なる、時代の変化や移り変わりの一例、とするには、少し安易だと言わざるを得ません」(テレビ局関係者)
続けざまに飛び出した“オジサン芸人”たちによる擁護発言に、ネット上でも“時代錯誤”と非難の声が相次いでいる。
《いつまでも昭和を引きづっている。あの頃は良かった〜って。芸人同士で庇うって、見苦しい。》
《お笑いタレントの複数がこの件養護しているね。常識ないの?こんな人ばかり出てくると偏見の目で見てしまいそう》(原文ママ)
《完全な“身内の理論”で薄っぺらさを露呈。あんたらの「伝統芸」なんか世間は知らん》
《こういう馴れ合いが1番クサいわ。竹山もそうだけど、やっちゃいけない事をやるから面白いって、時代に取り残されてるのは自分達だって気付いた方がいい》