「いっぺんやってみ、審査員!」
6月4日放送の『上沼・高田のクギズケ!』(読売テレビ系)で、こう怒りをあらわにしたのはMCの上沼恵美子(68)。これは、お笑い業界に波紋を広げているオリエンタルラジオの中田敦彦(40)の”松本人志批判”についてへの発言だ。
発端となったのは、5月29日に中田が更新したYouTube動画。約44分にわたる動画内で、今のお笑い界やお笑い賞レースにおいてダウンタウン・松本人志(59)の存在が大きすぎると苦言を呈し、「審査員ちょっと何個かやめてくれないですか」と提案したのだ。お笑い界の“トップ”への提言は、様々なところで波紋を広げた。
「相方の藤森さんは30日に自身のYouTubeチャンネルで『あっちゃん、やってくれたな』としたうえで、『(松本に)オファーがあって需要があるわけだから。それは揺るぎない事実』と、中田さんとは反対意見だと語っています。
また、元の動画内で霜降り明星の粗品さん(30)に意見を求める場面があったことで、相方であるせいやさん(30)が《真っ直ぐ勝負してないウンコみたいなやつが相方の名前使うな 中田》と、Twitterで猛批判。その他にも、ほんこんさん(59)は《直接言えば》と冷ややかにツイートするなど、業界から中田さんに共感する声はほとんどありませんでした」(週刊誌記者)
孤立無援な中田に追い打ちをかけるように、冒頭の上沼を含む“超大御所”たちからも批判の声が。
3日放送の『せやねん!』(MBS)で、トミーズ雅(63)は不快感を隠す様子もなく「やっぱり同じ土俵に上がってからもの言わんと。ほざいたらあかんって」「日本背負ってる人と500万人のユーチューバー(チャンネル登録者)背負ってる人やろ。一緒なわけないやないかい!日本のお笑い背負ってはんねん、この人は!」と、厳しく批判。
同日夜には、明石家さんま(67)もラジオ番組『ヤングタウン土曜日』(MBSラジオ)で、中田の”松本人志批判”について週刊誌記者から直撃取材を受け、「松ちゃんがいっぱい審査員してるのどうってか?『ええなあ仕事あって』と思ってるよ」と答えたと明かしている。中田の発言については、次のようにコメントした。
「『賞レースの審査員やりすぎや』って言うけど、テレビ番組やからな、あれ。俺んとこに話が来ないだけでやな。話ぐらい来いよ。またギャラクシー賞も落ちたし」
冒頭の上沼も『M-1グランプリ』(ABCテレビ・テレビ朝日系)でともに審査員を務めていたこともあり、松本に対して「私、こんなこと言われたら腹立つわ」「(自分が)しんどい審査員だったので、こんなん言われんねやって、本当に気の毒です」と同情の声を寄せた。
超大御所からも総スカンをくらった中田。果たして救いの手は差し伸べられるのだろうか――。