’22年8月にクラブホステスへの性加害疑惑が報じられ、CMやテレビ番組などを相次いで降板した香川照之(57)。8月25日、自身が代表取締役を務める企業「ARANCIONE」の公式サイトで新たな声明を発表した。
そこで香川は《昨年の報道の後、私をとりまく環境は大きく変化いたしました。しかし、今では、自分自身を見つめ直し、自分にとって本当に大切なものは何かを考えるよい機会をいただいたと感謝しております》とし、こう綴っている。
《この命を何に捧げるべきなのか、考える時間をいただきました。ひとつはいうまでもなく歌舞伎です。歌舞伎は、歌舞伎の家に生まれてきた私の宿命であると、人生の途中から一大決心し身を投げ打って自らを投じた家業でございます》
《数多の試練が続くことは承知しております。ですがこの試練に挑み続け、皆様のこれまでと変わらぬお支え、お力添えに引き続きご恩返ししなければならないことは、私の何よりの使命であります》
「宿命を背負っていく」という覚悟を示した香川。8月7日、“昨年再婚し、新しい妻との間に一子を授かっていた”と公表したことも誓いのきっかけかもしれない。今回の声明で、今後は歌舞伎に専念していく意向がみられる香川。実はテレビを舞台にした活動から、今後は距離を置いていく方針を取ることに決めたという。
「本人は『テレビ復帰はもう諦めた。俺にはもう歌舞伎だけだ』と言っていました。性加害報道で離れてしまった視聴者よりも、『自分を理解してくれるお客さんのために演技したい』とも。
今後は梨園で生きていく決断をしたようで、歌舞伎の先輩後輩にかかわらず、自分から挨拶したり差し入れのおすそ分けをしたりしているとか。以前は時折見られた“上から目線”も消え、今は平身低頭な姿勢だといいます」(歌舞伎関係者)