男女の友情は存在する?吉田沙保里と大久保嘉人の“仲良しすぎる関係”で何よりも大切なこと
画像を見る ウエディングドレス姿でお姫さま抱っこされる吉田沙保里

 

■異性をまず人として見るか、まず異性として見るか

 

男女の友情(親友関係)はあるのか、ないのか。これは永遠のテーマとして語られることが多いです。共通しているのが男女の深い友情を築いたことのある人たちは、その経験や相手のことを「かけがえのない存在」と人生経験の中でも非常に評価する傾向があるということです。

 

筆者が思うに、この男女の深い友情を築きやすい人とそうでない人の間には「異性の見方」が関係しているように思います。

 

具体的には異性と知り合ったとき相手を「男性」「女性」として最初に見る傾向が強いのか、性別を超えた「一人の人間」として見る側面が強いのか。それによって友情に発展しやすいのか、恋愛に発展しやすいのかといった違いに繋がっていくのではないでしょうか。

 

もちろんどちらの見方が良い悪いという話しではなく、タイプのようなものです。恋愛に発展する際も「一目惚れ」と「友人から発展する」などのタイプに分かれることが多いですが、それと同じようなものです。

 

一目惚れなど比較的短期間で異性と関係が発展しやすいタイプは、スタート時点で相手を「男性」「女性」といった恋愛対象として見る傾向が強いです。逆に友人から発展するタイプは性別を抜きにした、人間性を知るところから入ります。こうした人との距離感の詰め方の違いが、異性の友情の有無にも関係しているのではないでしょうか。

 

ちなみに男女の友情論を語る際は、1970年代に社会学者のルービンが「恋愛」と「好意」の尺度を計測・分析した結果がよく持ち出されます。

 

調査結果によると恋人関係の場合は「恋愛」と「好意」の両尺度が高いのに対し、友情関係の場合は「好意」の尺度のみが高く「恋愛」の尺度は低いという結果になったそうです。

 

またこうした結果は男女差があり、友人関係でも男性の方が比較的両得点が高くなる傾向があるのだとか。つまり男性の方が、異性間の友情に対して恋愛感情を抱きやすいということです。皆さんはこうした研究結果について、納得できるでしょうか。

 

人間の心は移ろいやすいもの。いま友情が成立していても、明日に片方の気持ちが変化し、関係が変わってしまうこともあります。だからこそ男女の友情は「ある」とも言えるし、「ない」とも言えるのです。

 

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恋愛ジャーナリスト・コラムニスト・イラストレーター

出典元:

WEB女性自身

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