櫻井翔(41)も観劇に訪れた一人だ。
「東山さんはハワイでの嵐のデビュー会見で司会を務めて以来グループ全体との関係が深く、15年には嵐のコンサートにサプライズ出演しました。
駆け出しのころからずっと気にかけてくれる東山さんに、嵐のメンバーは非常に感謝しているそうです」(前出・制作関係者)
嵐の活動休止に際し、東山は嵐との交流を明かしている。
《嵐のコンサートを見に行った時、僕があまり感銘を受けなかったことがあったんです。終演後にそれを伝えた時の5人の目はよく覚えています。彼らの真剣なまなざしを見て、「あ、このグループはいけるな」って思いましたね》(『日刊スポーツ』20年12月31日配信)
なかでも櫻井は、東山とは“キャスター”という共通点があった。
「櫻井さんは、メインキャスターとして番組を仕切っていた東山さんから刺激を受けていたといいます。顔を合わせると東山さんは櫻井さんに『news zero』の感想を言っていたそうです」(前出・制作関係者)
共演経験の多い生田斗真(39)も観劇していた。
「東山さんが独身最後の日は生田さんとともに過ごすなど、非常に仲のいい2人です」(前出・芸能関係者)
生田はかつて、インタビューでこう語っている。
《僕らなんかがこうやって本格的な演劇の現場に携われるようになったのは、少年隊のおかげですからね。東山さんたちが演劇の場に飛び出てくださったからこそ、僕らがこうやって、芝居の道を歩けている。そう思っている人はたくさんいると思います》(『FRaU』11年3月号)
前出の芸能関係者は言う。
「会見では東山さんが『90歳まで舞台に立ちたかった』と本音を吐露する場面がありました。それでも会社のためにこれまでのキャリアをなげうつという男気に、後輩たちは胸を打たれているのでしょう」
観劇した“東山隊”の惜別の思いは、難局に立つ東山の励みになるはずだ。