■ウェルカムな態度と人柄は常に人を引き付ける
東出さんの最大の魅力は、ビジュアルの良さよりも人柄の良さではないでしょうか(良い夫という意味ではない)。1人での山奥生活も気づけば周りには人が溢れ、支援する人が現れ、彼を慕って女性もやってくる。それを彼も拒まない。取材すらも拒まない。一貫してウェルカムな姿勢は、彼の良さであり最大の危うさとも言えるかもしれません。
こうしたオープンマインドな生き方は、ビジネスシーンでは“人たらし”なんて表現されます。いい働きをすればデキる人にもなりますし、振り回されると優柔不断と言われることも。東出さんもこうした性格が過去の不倫騒動、そして今の生活や人間関係を築くことに繋がったのかもしれません。
■我が道をいくことは強さであり魅力
東出さんは不倫炎上後、一時は仕事もゼロとなりました。そこから自分の生活を変え、現在は俳優としての活動を続けながらプライベートを自分らしく創り上げています。
こうした人生の切り開き方は、しがらみの中で生きる我々現代人にとって、とてつもなく魅力的に映ることでしょう。同時にしがらみを受け入れ、社会的な責任を果たし生きることを選択した人にとっては、彼は嫌悪感を抱く存在なのも間違いありません。
彼のあり方は、多くの人が感じる“不自由感”を超えた先にあるように思います。番組内で、東出さんは自分自身を「弱い人間」と表現しましたが、こんな強い人は芸能人にはそういないような……。すでに《荒れろ!荒れろ!》と再びの炎上を揶揄する素振りもあるほどに余裕を取り戻している彼は、まさに無敵。そりゃあ女性が数人身を寄せたくなるものも、分からなくもありません。
多くの人の心をざわつかせ、また羨望の眼差しを集める彼の生き方は、2月にはドキュメンタリー映画にもなるようです。テレビ復帰は今後も難しいことは変わらないでしょうが、ある意味で唯一無二の存在になった東出昌大は、もう怖いものはないのかもしれません。
(文:おおしまりえ)