「第56回ミス日本コンテスト2024」(以下ミス日本)でグランプリに輝いた椎野カロリーナ(26)が、医師の既婚男性と3年に及ぶ不倫関係であると週刊文春で報じられた問題。
これを受け、椎野はグランプリを辞退。同時に所属事務所との契約も解除となった。
報道当初、所属事務所は「カロリーナ本人と事実確認を重ね、週刊文春には『不貞行為の事実はない』と回答させて頂きました」と声明を発表。同時に医師側も「既婚であることを隠してカロリーナさんと仲良くなろうとしたのは事実です。離婚は考えてなかったので、それ以上お会いすることは断られてしまいました」と語っていた。
しかし2月5日付けの所属事務所の発表では、一転。医師が既婚者だったことを知りながら、椎野が交際を続けていたことを認めた。
事実が一転した経緯としては、椎野が混乱と恐怖から真実を話すことができなくなったためとのこと。またグランプリ辞退とあわせて所属事務所の契約解除も、椎野本人から申し出があったという。
椎野がミス日本のグランプリに輝いた当初から、ウクライナ生まれというバックボーンがミス“日本”にふさわしいのか賛否集めていた。そこからの不倫報道ということもあり、なおさら注目度が大きくなってしまった今回の騒動。
しかし事務所に所属していたとはいえ、椎野カロリーナはまだまだ無名だったはず。相手の医師も一般人であれば、なぜここまで大炎上して注目を集めることとなったのか。
その理由をコラムニストのおおしまりえさんは「日本人の権威性への弱さと、多様性やルッキズムの問題が詰め込まれていたため、大きな注目を集めてしまったのではないか」と語る。
権威性の弱さとは一体どういうことなのか。