6月14日、落語家の桂文枝(80)とタレントの山瀬まみ(54)が『ぽかぽか』(フジテレビ系)の生放送にゲスト出演。97年7月から22年3月まで約25年にわたって共演していた『新婚さんいらっしゃい!』(テレビ朝日系)での舞台裏エピソードを明かし、会場を盛り上げた。
お笑いコンビ・ハライチとフリーアナウンサーの神田愛花(44)が司会を務める同番組だが、冒頭は文枝と山瀬の2人による「『ぽかぽか』に、いらっしゃ~い!」の掛け声でスタート。
トークコーナーの最初に、「素人さんから話を聞き出すテクニック」について話がおよんだが、『新婚さん~』では、番組搭乗者と司会の2人は事前の打ち合わせをすることなく収録を行っていたという。文枝が“あえて話を横道にそらす”などして、新婚さんの素顔を引き出そうと努めていたと明かした。
続いて、「もう一度会いたい新婚さん」について聞かれると、文枝は、
「ちょっとお年をめした新婚さんがいて。名前と年齢を聞いたときに、入れ歯が飛び出した人がいたんです。いまも生きておられるのならお会いしたい」
と、衝撃のハプニングの思い出を話した。
山瀬は“自分と同じ年に結婚したカップル”が印象に残っているといい、
「いまも年賀状のやり取りをしているんです。さくらんぼを送ってもらったりもした。(直接は)20年以上会っていないのでまた会いたい」
と明かした。
また、文枝が髪をかき上げるようなポーズでおなじみの「いらっしゃ~い」が誕生したエピソードも披露。じつは、明石家さんま(68)がキーパーソンだったという。
「さんまさんがよく僕のモノマネをしていたんです。『お前ら、ちょっとこ~い!』とかって。それを僕がもらって、ポーズをつけたんです」
あの鉄板のネタは、さんまのモノマネを本人が逆輸入する形で生まれていたのだ。
『新婚さん~』の司会を71年の放送開始時から務めた文枝は、15年に《同一司会者によるトーク番組の最長放送》でギネス世界記録にも認定されている。50年以上におよび番組を盛り上げてきたキャリアがあるだけに、思い出のエピソードは尽きないようだ。