■’94年組女優仲間との合言葉を励みに
本誌は前号で、伊藤が実母や姉とともに千葉県内の焼き肉店によく通っていると報じた。“肉食”は彼女のエネルギー源のようだ。お気に入りのハンバーグで英気を養い、彼女は現場で座長として奮闘しているという。
「伊藤さんは役柄そのままで、とにかく明るい。座長として現場の“一体感”を大事にしており、休憩中も極力楽屋に戻らず、現場の誰かと話している印象です。演技力はいわずもがな、常に周囲を見ていて細かいところまで気遣いができるので、スタッフからの信頼も絶大です。
今回、伊藤さんのヒロイン選出は公募ではなくキャスティングでした。そのため撮入前は、“日本初の女性裁判官という厳格な役に伊藤さんはふさわしいのだろうか?”と懐疑的な意見もありました。ところが、いまや伊藤さんは全スタッフを、その人間性でも虜にしています」(前出・制作関係者)
エネルギッシュな伊藤とはいえ、朝ドラは長丁場。体調などでテンションが乗らない日もあるという。
「そんなとき伊藤さんは、LINEで友人たちとたわいもないメッセージを交わしているといいます。具体的には、同学年の広瀬アリスさんや松岡茉優さんとよく連絡をとっていると聞いています。“’94年組”というのが、彼女たちのキーワードだそうです」(前出・制作関係者)
広瀬は20日、公式Xで《伊藤沙莉って、出会ってから10年以上経ちますがずっと最高です。お人柄ほんと変わらない。お芝居も勿論。そりゃ売れるわって感じ》と改めて親友についてコメント。伊藤も即座に《おいどうした!最高な君は食べたいものを考えときな》と返信し、広瀬が《鱧》と答えるなど仲のよさが垣間見えた。
「広瀬さんは“’94年組”を『大谷翔平&羽生結弦世代』と称して、同世代女優たちの結束を掲げています。清野菜名さん、川栄李奈さん、川口春奈さん、西野七瀬さんらもメンバーだそうです。伊藤さんも触発されて、つらいことがあった際は“私たちは必ずできる。’94年組だから!”という合言葉を心の糧にして、苦難に挑み壁を乗り越えているといいます」(前出・制作関係者)
男社会の因習を「はて?」で次々と打ち破っていく寅子。痛快なキャラを降臨させるべく、「肉食の宴」をご褒美に、伊藤は今日もNHKの収録現場へ向かう!