■「岩井社長、愛妻家だったんだな」愛の深さに驚きの声
8月8日、自身の結婚式から2週間足らずで父親が亡くなったというエピソードをXで明かした岩井さん。《結婚してすぐに亡くなったこともあって、新婚旅行にも行かなかったっけ。ウエディングドレスを着た2週間後に喪服を纏った詠子が何だか眩しかった記憶が…》と回想し、さらに“詠子さんとの夢”をこう綴っていた。
《そんなこんなで新婚旅行にも行ってない俺たち。今からでも遅くない。一緒に旅行行こう。がんがわかった日に「まだ私たち、どこにも旅行行ってない」と俺の胸で泣いた詠子。あの瞬間が一番切なかった…。いっぱい旅行行こ。いっぱい2人で一緒にいよ》
また同月15日には《【ありがとう】の数。ふと、気がついた。最近、1日にいったい何度「ありがとう」と言ってるんだろう…》《もちろん一番「ありがとう」を多く伝えているのは妻の詠子》といい、《たぶんここ数週間で三十年分以上の「ありがとう」を伝えたと思う。逆にどうして日常的に詠子に感謝の気持ちを伝えられていなかったんだろう。今さらながら駄目な旦那だったな》と闘病によって詠子さんへの想いを新たにしたことを明かしていた。
岩井さんは詠子さんの誕生日である8月23日、《今までで一番何もしてあげられない1日になっちゃいそうだけど、よくよく考えたら今までで一番長い時間一緒に一緒にいられるbirthdayになるかも。詠子にとって何が一番大切なのかを考える1日にします》と明かし、《I LOVE YOU 》とハートマークとともに結んでいた。しかし“最後の投稿”は、それからわずか2週間後のことーー。9月6日、岩井さんが最期に綴ったのは、詠子さんへのささやかな愛だった。
《間もなく詠子さんが来て、転院手続き完了。毎日30分の面会時間だったから、今日は前後もあって少し長く一緒にいられそう。嬉しい》
生前葬を今月22日に控えていた岩井さんだが、その日を迎えることはできなかった。突然の訃報にXでは《嘘でしょ?信じられない》《早すぎるって岩井さん…》《生前葬をすると頑張っていらしたのに、まさかこんなにも早いとは…》と衝撃を受ける声が。
また“最後の投稿”まで詠子さんへの愛を綴り続けていたため、《岩井社長、愛妻家だったんだな》《最期のポストが、奥様と長くいられそうで嬉しい、って。。もっといたかっただろうなぁ、最期くらい愛する人とずっとおりたいよね》《最後のツイートがこれか……。幸せな最期だったと願いたい》とその愛の深さに驚く声も。岩井さんは天国でも、きっと詠子さんを想い続けることだろう。