■「『皿うどん』というものはそういうもの」リンガーハット社長も反論
厳しく酷評したのはリンガーハットへの期待もあったようだが、福原社長はやや納得がいかなかったようだ。
「わかる話と、もう少し我々の『皿うどん』のコンセプトをわかって頂きたいなというところも正直ある」と率直な気持ちを語り、商品についてこう反論していた。
「細麺の上にあんをかけると、当然、染み込んでふにゃふにゃになるんですけど、その食感を楽しんでもらうため、半分ぐらいは(麵の上にあんを)かけていなかった。それはフライ麵の食感を楽しんでもらうためにそうしている。
ただ半分は、やはり『皿うどん』というものはそういうものであって、その両方を食べる食感を楽しんでもらいたいという思いで出しているので、山田さんが仰っていることとは少し思いが違うのかなと思いました」
ジャッジを見守っていた視聴者の中にも、「皿うどん」は“パリパリの麺がやわらかくなるのも楽しみのひとつ”と感じている人も少なくなかったようだ。Xでは山田氏の見解に、苦言を呈する声が。一時は、「#皿うどん」がトレンド入りするほどだった。
《なんか皿うどんのジャッジだけは 納得いかんな 九州の皿うどんて パリパリからシナシナまでが料理やん》
《3位の皿うどんを不合格にした #山田英明さんのコメント。だれかわかりやすく教えてほしい。何を言っているのか意味が分からん》
《皿うどんがなんなのかを知らない人にジャッジして欲しくないと思って怒りすら覚えたけど、全国展開していくって言うのはそういう事なんかなー》
《リンガーハットのメニューではなく 皿うどんという料理自体を否定しちゃったシェフは、 多くの長崎県民を敵に回したかもなぁ》
そのいっぽうで、《硬麺の皿うどん、たしかに最後までずっと麺パリパリで食べたいっていう願望はあるんだよなあ》《皿うどんは好き嫌いが分かれるよね》と理解を示す声もあった。
幅広い世代から支持を集める大人気メニューとあって、プロの料理人の指摘は注目を浴びてしまったようだ。