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10月21日、脳科学者の茂木健一郎氏(62)が自身のYouTubeチャンネルを更新。20日に放送された旧ジャニーズ事務所の性加害問題を特集したドキュメンタリー番組『ジャニー喜多川アイドル帝国”の実像』(NHK)について私見を述べた。

 

同番組は19年に死去したジャニー喜多川氏のルーツをたどり、関係者を1年以上かけて取材。被害に遭った当事者や元テレビプロデューサー、元ジャニーズ事務所関係者などが登場し、ジャニーズ問題の裏側やそこに至る経緯を検証するという内容だ。

 

茂木氏は動画の冒頭で、「独自の見解になる」と断りを入れた上で、まず日本のドキュメンタリー番組について、「ナレーションを書いているのはディレクターさん。それを中立性を装ったナレーターに読ませる」ことが致命的な欠点だと指摘。しかし、今回の番組についてはそれを最小限に抑えていたと評価した。

 

しかし、内容には違和感があったとして、「“ジャニーさんは才能がある人ではあった”という。僕はこれ、同意しませんね」と批判。ジャニー氏の作ったエンタメについて、「ジャニーズ事務所のタレントさんの“歌”とか“踊り”とか、あるいはNHK自身も多用されていらっしゃったようですが、大河ドラマとかにおける“演技”というのはどうなんでしょうか」と疑問を呈した。

 

続けて、「今、エンタメっていうのは何でもグローバルに時を超えて伝わっていくものですよね?いいものだったら」と持論を展開。宮崎駿監督の作品やK-POPのアイドルと比較して、旧ジャニーズは「ビッグインジャパン(日本でしか売れない洋楽アーティスト)」だとし、「それなりの才能はあったでしょうけど、突き抜けてグローバルに行くような才能はあったんでしょうか。僕はなかったと思ってるんですね」とジャニー氏を酷評した。

 

さらに、「若い男性、若い女性がそれなりのかっこよさ、かわいさで踊ってたらそれに惹きつけられる人もいるでしょう。でも、それはその程度のものでしかないわけでしょ。ジャニーズ事務所の表現ってのはそれ以上のものだったことがあったんでしょうか」と言及。

 

「ブルーノ・マーズさんとビリー・アイリッシュさんは本当にいいと思ってる」と海外アーティストを引き合いに出し、「ジャニーズの楽曲についてはいいと思ったことは一度もない」と語り、旧ジャニーズは「二流以下のエンタメ」で「まがい物」だと苦言を呈した。

 

しかし以前、茂木氏は旧ジャニーズについてまったく逆の見解を述べていた。14年、のコンサート鑑賞後にはXでこう称賛している。

 

《日本の「アイドル」は、英語でも、「aidoru」と表現されることがあるくらい、独自の文化として発展してきていますが、昨日の嵐のステージを拝見して、「アイドル」のあり方が、ここまで宇宙的スケールの、サイバー・アート的進化を遂げていたかと、大いに感銘を受けた次第です》

 

また、16年には海外アーティストとSMAPを比較して、《たとえば、マドンナやレディー・ガガ、あるいはジャスティン・ビーバーといった海外のアーティストの自由な発言、表現が社会にインパクトを与え、人々の心を動かすのと同じかたちで、SMAPの方々も影響力のある表現をする可能性はあったし、これからもあるのではないでしょうか》と投稿。

 

その“二枚舌ぶり”にネット上では《褒めちぎってたクセに、今は手のひら返し》《これが『ご都合主義』と言うもの》などと、旧ジャニーズファンから批判が殺到。他にもこんな呆れ声が上がっている。

 

《ジャニーズ事務所が隆盛のときは持ち上げ、傾いたらコキおろす。茂木健一郎というのはそういう人間です》
《その時々の感想をおっしゃるのは自由ですが、一貫性がないので説得力はありませんよね》
《昔言ったことをまるで無かったことみたいにしてるのが良くないのでは?その時の状況をみて自分の意見を変えてるようにしか見えない》
《つまり、この人の本性は「強いものに媚びて、弱いものを虐める」「媚びていた人が失脚したら、態度をコロッと変える」なわけだ》

 

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出典元:

WEB女性自身

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