「特番のスタジオはいつもと違った緊張感がありました。やはり選挙報道は特別ですので……」(番組関係者)
今回の第50回衆議院議員総選挙で、テレビ朝日の選挙キャスターを務めた有働由美子(55)。前出の番組関係者は続ける。
「テレ朝は2部編成でした。第1部は『選挙ステーション』で大越健介さんと大下容子さんを起用。視聴率は同時間帯で民放1位でした。そして第2部が、10月から始まった日曜夜のニュース番組『有働Times』。この日は22時45分から放送されました。
もともと有働さんは古巣の『news zero』(日本テレビ系)でも選挙特番キャスターを担当していただけに、慣れているとは思うのですが、この日は張りつめた雰囲気がありました。特に石破茂総理と小泉進次郎さんの生中継は各局放送後、最後が『有働TIMES』だったため、本番直前まで有働さんは必死に他番組の二人の発言をチェックしていました」
この番組関係者によれば、『有働TIMES』では、『news zero』時代には見られなかった“異変”があるという。
「『news zero』ではスタジオでの発言にカンペが出ていたそうです。NHK時代と同様に、事前に何をどんなふうに話すか打ち合わせして、それを生放送時にカンペで出していたようですが、『有働TIMES』ではカンペがありません。全て有働さんのその場の意見なんです。
これまでの有働さんの番組とは違って、ガチガチの打ち合わせ通りではない“ゆるい感じ”を出すのが狙いなのですが、有働さんには大きな刺激になっているようです」
彼女の最近のお気に入りは「天気予報コーナー」だとか。
「気象予報士・片岡信和さんがピアノを弾き、天気予報を伝える“弾き語り天気”コーナーが楽しみだそうです。この日は片岡さんが総選挙のキーワードだった“自民党への逆風”に触れ、『逆風も振り返ると追い風~』と弾き語りすると、有働さんは大爆笑。本番が終わった後もそのフレーズを繰り返していました」(前出・番組関係者)
新番組に追い風は吹くのか――。