11月2日から3夜連続で教養バラエティ番組『ブラタモリ』(NHK)が放送される。同番組は街歩きの達人であるタモリ(79)が、全国各地や海外を訪ねて“ブラブラ”と歩きながらその土地の自然や歴史などを伝える人気番組だ。
08年に始まり、15年から通年のレギュラー番組となっていたが、今年3月に惜しまれながらレギュラー放送が終了。今回の特番は約8カ月ぶりの復活となり、NHK広島放送局の佐藤茉那アナが旅のパートナーを務め、「東海道五十七次」をテーマに徳川幕府の思惑に迫る内容になるという。
同番組ではタモリとともに旅をするアシスタントが話題になることも多い。プロデューサーの尾関憲一氏はアシスタントについて、自著で《なるべくシロウト目線で、視聴者の気持ちを代弁して「それはなんですか?」と質問できる立場のアナウンサーがいいと思った》(『時代をつかむ! ブラブラ仕事術』フォレスト出版)と明かしている。
そして、マニアックなトークで視聴者を置き去りにしないという役割を求められ、初代アシスタントに抜擢されたのが久保田祐佳アナ(41)だった。その後レギュラー放送終了まで計7人の女性アナウンサーがアシスタントを務めた。
では、歴代アシスタントのなかで、視聴者の心を掴んだのは誰か。そこで本誌は20~60代の「バラエティ番組を週に1回以上見る」という男女500人にアンケートを実施。好きなアシスタントの調査を行った。
第3位となったのは、18年4月から約2年、5代目アシスタントを務めた林田理沙アナ(34)だ。東京芸大大学院の音楽研究科出身で、特技のピアノ演奏を披露して番組を盛り上げる場面も。真面目な人柄や明るい性格を評価する声が多かった。
《人あたりがよさそうで愛嬌があった》
《顔と声が好きなのと、言動に好感が持てました!》
《明るいし、素直そうだから》
《頭がキレるし度胸がある》
続いて第2位は、08年から12年まで初代アシスタントを務めた久保田祐佳アナ。最も長く番組を支えたアシスタントということもあり、印象に残っている人が多かったようだ。マニアックなトークに対しても、毎回新鮮なリアクションや掛け合いを見せるなど、タモリとの相性の良さを絶賛する声が寄せられた。
《タモリさんにツッコミを入れるところ。そこからタモリさんの博識が垣間見えて、タモリさんのすごさがわかった》
《知識があり、キャラクター性がある。上手にタモリの話術を引き立てている》
《タモリさんの知識やアドリブ?に一生懸命についていこうとする姿勢に好感が持てた》
《程よい距離感で出しゃばり過ぎないところ》
そして、栄えある第1位に選ばれたのは、15年から1年間、3代目アシスタントを務めた桑子真帆アナ(37)だ。番組開始前の発表会見ではタモリから「堅いし真面目」と指摘されていたが、いざ番組が始まると持ち前の明るさを発揮してブレイク。自然体で柔和な雰囲気に“親近感”を抱いた人が多かったようだ。
《とても明るくてサバサバしていてコミュニケーション能力も抜群で場を明るくしてくれる雰囲気を持っているから》
《お高くとまってなくて、タモリさんも楽しそう》
《美人さんなのに、飾らず、爽やかで、外ロケにとても向いている方だと思いました》
《可愛らしくて身近な感じがして、嫌みがないから》
今回の特番のアシスタント・佐藤アナはタモリと一体どんな掛け合いを見せてくれるのだろうか。