11月19日、大みそかに放送される『第75回 NHK紅白歌合戦』の出演者が発表された。その顔触れが、ネットで物議を醸している。
紅組20組、白組21組が登場する今回の紅白。紅組はaiko(48)や石川さゆり(66)、椎名林檎(45)やLE SSERAFIMらが登場し、白組は郷ひろみ(69)や福山雅治(55)、藤井風(27)や星野源(43)らが出演することに。またイルカ(73)が32年ぶりに、THE ALFEEが41年ぶりに“参戦”することも発表された。
毎年注目される初登場組は、今回紅組は3組、白組は7組となっている。紅組はILLIT、tuki.、ME:Iが、白組はOmoinotake、Creepy Nuts、こっちのけんと(28)、Da-iCE、TOMORROW X TOGETHER、Number_i、新浜レオン(28)といった面々が初めて紅白の舞台に立つこととなった。
今年の紅白のテーマは「あなたへの歌」。しかし、テーマとは裏腹に出演者に不満の声も上がっているようで――。Xでは出演陣に対して《JO1もME:Iも紅白出場決まって嬉しいんだけど、にしても出場者地味すぎないか??》《それはそうとて紅白のメンツしょぼいなとか思ってたら色々と出ない人が多いようであれま〜》《紅白過去一しょぼいね。ふるっぱーキタニタツヤケンティーYOASOBIあたり絶対出ると思った》と残念がる声も多々上がっていた。
特に初出場組に対しては、《紅白の初出場、全て知らないアーティストで驚いてる》《紅白白組の初出場は知ってる名前もあるけど、紅組の初出場は3組とも全く知らない…》《紅白初出場、何一つわからない問題》という“悲鳴”も上がっている。
「紅組の初出場組を見るとK-POPアイドルのILLIT、オーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS』発祥のガールズグループME:Iのファン層は女性若年層が中心。また、15歳のシンガーソングライターtuki.さんもTikTokをメインに活動してきました。白組のこっちのけんとさんのヒット楽曲『はいよろこんで』も人気に火がついたのはTikTokで。どれも若者にとっては出場も納得の人気のアーティストですが、ターゲットより上の世代は『誰?』と感じた人が多かったのではないでしょうか。
世代を超えて人気のある出演者が少ないのは、そもそも視聴するメディアやリスナーの趣味が細分化され、国民的ヒット曲が少ないのも原因でしょう。ただ、今年は同時に常連組だったPerfumeやゆずといったアーティストも出場しない上、出場が期待されていた今年40周年のTM NETWORKや、朝ドラの主題歌を務めたB’zや米津玄師さんなども現時点で発表がなかったことも”がっかり感”に拍車をかけてしまったようです。
ただ、昨年は11月末にデビュー50周年のクイーンの出演が発表されたり、12月29日に特別枠としてNewJeansの出演が発表されるなど”特別枠”のゲストは大晦日まで小出しに続きました。今年も特別枠に中森明菜さん(59)や竹内まりやさん(69)などの出演が噂されており、華やかなゲストは話題性のためそちらにとって置かれている可能性もあります」(音楽関係者)
まだまだ出演アーティストに、目が離せない。