■闘病を機に、妻と強く結ばれることに
「小倉さんの闘病生活が進むにつれ、絵画や楽器など多趣味で大量のコレクションを持っていた小倉さんにさゆりさんは『余生は自分が好きで集めたものに囲まれて暮らすのが幸せだろうから、陳列できるように家をリフォームしましょう』と提案しました。そして、小倉さんのためだけに自宅をリフォームし、さゆりさんは実家に帰ることにしました。その結果、さゆりさんが小倉さんのもとに週3で通う生活が昨年の秋からスタートしたそうです」(前出・芸能関係者)
意外なことに、別居によって夫婦の絆が深まったのだという。先述の『垣花正 あなたとハッピー!』で小倉さんは「かみさんとの関係は非常によくなった」と言い、「毎日LINEしたり、報告したりとか。LINEのやりとりするじゃない、たまに会うとすごく会話も増えるし。2人で買い物とか行ったりするとデートみたいでさ」「この前なんか、夜ちょっと飲んで、手つないで帰ってきちゃった」と語っていた。
「さゆりさんは結婚してから、小倉さんが持っている飲食店で働いていました。そのため『とくダネ!』の当時、朝早くに仕事をする小倉さんと、夜遅くに仕事をするさゆりさんはすれ違い生活を送っていたそうです。ですが、二人は小倉さんの闘病を機に再び強く結ばれることになったといいます」(前出・芸能関係者)
『とくダネ!』で長年小倉さんと共演していたフリーアナウンサーの笠井信輔(61)は10日、『めざまし8』(フジテレビ)で小倉さんの最期について、がんが全身に転移したことで万策が尽き、自宅でさゆりさんとマネージャーと緩和ケアスタッフの3人が24時間体制で介護していたと語った。
その際、マネージャーが席を立ったときに小倉さんの口が動かなくなったという。そしてさゆりさんが「智ちゃん、大丈夫?」と手を握ると、小倉さんは一瞬ぎゅっと握り返したが、その後スーッと力が抜けていったと明かしていた。
最期のときまで、小倉さんを支えたさゆりさん。小倉さんは天国でも、感謝の気持ちでいっぱいだろう。
