■コンビの場合、「1本500万円前後」の高額ギャラがネックだが……
前出の制作関係者によれば、ウンナンの出演番組は確実に増えていく見込みだという。
「南原さんは『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)が堅調で、特にクライアントや大手企業からの評判が抜群。来春には放送開始15年を迎える“昼の顔”となり、いまは日テレ内で“タモリ化”している状態です。
もともとウンナンはポケットビスケッツ&ブラックビスケッツを輩出した『ウリナリ!』など、日テレと蜜月関係です。いまも内村さんは『イッテQ!』『スクール革命』『THE突破ファイル』と3本のレギュラー番組を持っています。
『ザ・イロモネア』のレギュラー放送時代は“ミスターイロモネア”ことバナナマンが大きく脚光を浴びました。ウンナンが突出しているのは、そのバナナマンに加え、サンドウィッチマン、くりぃむしちゅー、有吉弘行さんなど、現在テレビ局の主軸となっている非吉本の中堅芸人をうまく活かせている点。吉本興業がメインとなって制作しない放送枠では、ウンナンの出演番組が各局で増えていくことでしょう」
ただ、ネックとなるのは、2人の高額ギャラ問題だという。
「内村さんも南原さんもゴールデン番組の場合、出演料が1本300万円といわれており、ダウンタウンが抜けた民放バラエティ界では最高ランク。コンビ出演なら500万円前後ですから、特番での出演が現実的でしょう。
また、NHKは今年“開局100年”の節目。そのため年末の『紅白歌合戦』の司会も、内村さんの5年ぶりの復帰が有力視されています。香川出身の南原さんも23年から2年連続でNHK『みんなの四国文化祭』の司会を務めていますから、『紅白』ではコンビでの出演の可能性も高いです。今年は各局で“ウンナン復活祭”となるかもしれません」(前出・制作関係者)
かつて、人気絶頂時のとんねるずがドラマ撮影のため一時離脱した際、『ウッチャンナンチャンの誰かがやらねば!』(フジテレビ系)で“代役”を務め、人気コンビへと駆け上がったウンナン。ダウンタウン離脱で“誰かがやらねば”となった今、各局で再び2人が起用されるのは必然なのかも――。