2025年1月~3月にかけて放送される冬ドラマがいよいよ出揃った。今期は松岡昌宏(48)主演の長寿シリーズ『家政夫のミタゾノ』(テレビ朝日系)や、バカリズム(49)が脚本を務める『ホットスポット』(日本テレビ系)など、放送前から話題になるドラマが多かった。しかし、なかには視聴者の期待に沿えなかった作品もあったようだ。
そこで本誌は、初回からがっかりした冬ドラマについて、20~60代の「ドラマを週に1回以上見る」という男女500人にアンケート調査を実施した。
第3位は月9ドラマの『119エマージェンシーコール』(フジテレビ系)。
消防局の通信指令センターを舞台に、一本の電話で命をつなぐ指令管制員たちの活躍を描くオリジナルストーリー。清野菜名(30)にとってゴールデン帯ドラマ初主演となった同作だが、横浜市消防局の全面協力のもと、最新の消防指令センターを再現している点も見どころだ。
新鮮なテーマを取り上げているものの、現場のリアルはいまいち描かれておらず、期待と違ったという視聴者が多かった。また、こうと決めたことは周りに合わせず、我が道を行くタイプの主人公にイライラするという声も。
《主人公の行動に共感できない》
《思っていたのと違う》
《ありきたり感がある》
第2位は日曜劇場の『御上先生』(TBS系)。
文部科学省のエリート官僚が出向で私立高校の教師となり、生徒を導きながら日本の教育制度を現場から壊して権力に立ち向かう物語だ。映画『新聞記者』などで知られる詩森ろば氏によるオリジナル脚本で、松坂桃李(36)が主演を務める。脇を固めるキャストも岡田将生(35)、及川光博(55)、常盤貴子(52)など実力派揃いで注目度は高かったが――。
初回は冒頭からいきなり殺人事件が起こるという斬新な設定で、次なる展開を期待させるものだった。しかし、日本の教育界の闇がテーマとあって、重苦しい雰囲気に耐えられなかった視聴者もいたようだ。
《重すぎる》
《金八等に並ぶ作品との触れ込みなのに、イマイチな始まり》
《雰囲気が暗く、気持ちが落ち込んだ》
そして残念ながら第1位に選ばれてしまったのは『日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった』(フジテレビ系)。
4年ぶりに連続ドラマの主演を務める香取慎吾(48)演じる、不祥事でテレビ局を退職し、人生崖っぷちとなった主人公・大森一平(香取)が日本を変えるため、選挙に立候補するという完全オリジナルストーリー。
初回は草彅剛(50)が友情出演し、27年ぶりにドラマ共演を果たしたことで注目を集めた。ただ、その後は大きな話題になることがなく、王道のホームコメディで驚きがないという意見が多かった。
《香取慎吾さんが出演するので期待して見ましたが内容が面白くなかった》
《先が読める展開。ありきたりの脚本》
《初回は見ましたが次も見たいと思わなかった》