■細やかな気遣いが心労に――
プロ意識が高く、仕事のために極限まで頑張り過ぎてしまうという浜田。休養の原因も、彼の“気遣いぶり”が大きく関わっているという。
「浜田さんは、現場では常に周りに気を配っており、番組全体を見渡す“プロデューサー”としての役割も担っているのです。
例えば、’21年に単独で司会を務める『オオカミ少年』(TBS系)が再スタートする際も、番組側はそこまで予算をかけないつもりだったといいます。
これに対して浜田さんは『ここはスタートダッシュが肝心。ドカンとカネかけてやったほうがええんや』とスタッフを説得。結果的に、番組は豪華3時間スペシャルという大注目の初回放送となり、スタッフたちは“やっぱり浜田さんは凄い”と感心していたといいます」(前出・芸能関係者)
番組の予算や進行にも気を配るほか、後輩芸人や共演者に対する気遣いも欠かさないという。
「ツッコミの強さで怖い印象を持たれがちな浜田さんですが、収録後には“強く言ってごめんな”と声をかけるなど、共演者を優しくフォローしているのです。
また彼は、気心知れた後輩芸人たちを“浜田軍団”として長らく可愛がっており、疲れていてもよくご飯をおごったり、時には仕事を振ったりしているといいます。
30年以上前にドラマ『十年愛』で共演した鈴木杏樹さんのことも気にかけています。不倫報道で仕事が減っていた彼女を『ごぶごぶ』や『プレバト!!』など、自分の番組にゲストとして呼んだのです。
浜田さんが休養に至った背景には、こうした周囲への気遣いによる様々な心労があったのではないでしょうか」(前出・テレビ局関係者)
そんな彼が最も気にかけていたのが、相方・松本の復帰問題だったという。
昨年12月、『週刊文春』との裁判から撤退した松本はインタビューで、独自のプラットフォームを立ち上げ、コンビとして出演する計画を持っていると明かし、大きな話題を集めていた。
しかし、この“ダウンタウンチャンネル”にも暗雲が立ち込めているという。演芸関係者が語る。
「当初、今年4月のスタートを目指しており、“ダウンタウン第二章”として、松本さんと浜田さんを中心に企画の打ち合わせを進めてきたといいます。
会議で浜田さんはスタッフたちと和気あいあいと前向きに議論を重ねていたそうなのですが、そのいっぽうで“自分は企画についていけない”と、抜けてしまったスタッフもいるそうです」
また、チャンネル開始にあたって大きな障害もあるようだ。
「中居正広さんの性加害報道に端を発したフジテレビ騒動には、松本さんが出演していた『まつもtoなかい』のプロデューサーが関係しているとも報じられています。
そのため、第三者委員会による調査が終わらない限り、チャンネルのスタートが難しいそうなのです。そうした背景もあり、現在でも撮影の目途は立っていないといいます。
チャンネル開設の見通しがつかないという重圧は、少なからず浜田さんのストレスにもなったのではないでしょうか」(前出・演芸関係者)
浜田に笑顔が戻るのはいつになるのか――。
