大晦日の風物詩として、今回もお茶の間を楽しませた『第76回NHK紅白歌合戦』。近年は視聴率低迷が続いていたが、今回はNHK放送100年とあって、気合の入ったブッキングにより、いつになく豪華なアーティスト陣が顔を揃えた。その甲斐もあって、第2部の平均世帯視聴率が35.2%と2年ぶりに35%台を突破し、盛り返しを見せた。
新旧様々なアーティストが一同に会し、パフォーマンスを披露することで、称賛を浴びる人もいれば、比較として視聴者から物足りなさを感じられてしまうアーティストがでてくるのも紅白の残酷なところ。そこにはパフォーマンスだけではなく、NHK側の演出も大きく関わってくるだろう。
今回の紅白で、視聴者の期待に沿うことができなかったアーティストは誰なのか。そこで今回、WEBアンケートツール「Freeasy」にて、今回の「紅白」を見たと答えた1000人中の男女516人を対象に、「よかった歌手」「がっかりした歌手」についてのアンケートを実施。本稿では、「がっかりした歌手」の結果を紹介する。
まず3位に入ったのは紅組のaespa。
’20年にデビューした、韓国人のカリナ(25)、ウィンター(24)、日本人のジゼル(25)、中国人のニンニン(23)の4人による韓国発ガールズグループのaespa。世界的な人気グループにとって初の「紅白」となったのだが、11月の出場発表以降、ニンニンのかつての投稿が注目を集めてしまう。
ニンニンは’22年にファン向けアプリに、《i bought a pretty light~~~how is it?(訳:可愛いライト買ったよ~~~どう?)》というコメントとともに、巨大な爆発が生じた際にできる「きのこ雲」を模した卓上ランプの写真を投稿。第二次世界大戦で広島、長崎に原子爆弾を投下された唯一の被爆国である日本では、このランプに嫌悪感を示す人が続出することに。出場辞退を求める署名活動が立ち上がるなど波紋は広がり、ニンニンはインフルエンザを理由に直前で「紅白」出演をキャンセルし、3人で臨んでいた。
アンケートでは、パフォーマンスの内容というより、一連の騒動によってマイナスイメージがついてしまった人が多かったようだ。
「司会の有吉さんや綾瀬さんが不憫だった。NHKがメンツに拘らず速やかに適切な対応していれば、当のKポップグループも必要以上にバッシングされることも無かった。」(50代男性)
「出演させたこと自体が不愉快」(50代男性)
「人気がないうえに「広島の原爆キノコ雲」という商品名のライトを嬉々としてSNSにアップし謝罪もないメンバーが所属するグループを強引に出演させたNHKの愚かさに呆れたから」(60代男性)
2位に選ばれたのが、白組の純烈。’07年の結成から下積みが続くも、健康センターなどでの地道な営業活動が実を結び、マダム層を中心に絶大なファンを獲得し、今では初出場となった’18年から一度も欠けることなく「紅白」に出場し、今回で8回目というすっかり常連として定着した。
今回の「紅白」では、温泉の名所である群馬県の草津温泉から生中継で「いい湯だな(ビバノン・ロック)」を披露した純烈。草津温泉を移動しながら、集った大勢のファンとともにパフォーマンスするという演出だったのだが、その性質上、どうしても純烈3人にフォーカスが当たらない瞬間も少なくなかった。そのため純烈そのものではなく、純烈の3人を見たいファンから演出について不満の声が寄せられることとなった。
「ワチャワチャしすぎて何を見せられてるのかと思った」(60代女性)
「会場で歌ってほしかった」(70代女性)
「純烈の歌が聴きたかった」(70代男性)
そして、1位に選ばれてしまったのが白組の三山ひろし(45)だ。
’15年から連続で出場し、今回で11回目となるわけだが「紅白」での三山といえば、やはり「けん玉」。ステージで歌いながらけん玉を披露する「けん玉歌手」として注目を集めたことから、’17年の「紅白」から歌唱中に集まった人々が連続で「大皿」を成功させるギネス記録に挑戦する企画が定番に。これまで何度か失敗したことはあったものの、順調にギネス記録を更新しており、今回は129人の連続記録に挑戦し、見事成功させていた。
「紅白」ではおなじみとなった定番企画ではあるのだが、ここ数年は挑戦する記録が増えたことから、歌唱中にけん玉が終わらないことがほとんど。どうしても三山の歌ではなく、けん玉の成功可否に注目してしまう人も少なくない。
やはりアンケートでも、そうした“本末転倒”ぶりに辟易とした人の声が寄せられた。
「けん玉とかいい加減に飽きてるし意味不明すぎるから」(50代女性)
「誰も歌はきいてなくて、けん玉だけだから。」(50代男性)
「例年通りの企画で、ギネスに載せるのが目的になって、けん玉会員が上手くに続けるのは当たり前だから。」(70代男性)
画像ページ >【全順位あり】「第76回NHK紅白歌合戦」でがっかりした歌手ランキング 1位~10位(他1枚)
