2月18日、東京大学大学院の准教授で、ベストセラーとなった新書『人新世(ひとしんせい)の「資本論」』(集英社新書、2020年)で知られる斎藤幸平氏(39)がXを更新。自身が出演予定だったNHK番組の放送が見合わせになったと明かした。
同氏はドイツの経済学者カール・マルクスの研究で知られるが、今回放送が一時見送られたのはNHK Eテレで毎週水曜日に放送されている『NHKアカデミア』シリーズ。斎藤氏の出演回は『資本主義のその先へ 斎藤幸平(後編)』と題されていた。
18日18時ごろ、斎藤氏はXで《NHKアカデミアの後編、今日の夜です!教授の話とか(ただし、(過激すぎてw)放送予定が変更されるかもとの噂もあり・・・)》と投稿。
その約2時間後の20時ごろ、《放送なくなりました 理由は察してください》と、放送が見送りになったと泣き顔の絵文字を添えて報告した。
この放送見送りに関して、X上では“何らかの政治的な理由があったのでは”という憶測が飛び交っている。
《言論統制!?》
《Eテレが放送予定を変更!これは大変なことだよ》
《理由は察するけど、こんなの許されない。言論の自由守ろうぜ!》
テレビ局関係者が語る。
「番組の見送りはミラノ・コルティナ五輪の中継が理由だったようです。『NHKアカデミア』の公式サイトを確認すると、斎藤氏が出演予定の回は2月24日昼15時ごろに変更になっているため、放送が中止されたわけではないと思われます」
斎藤氏といえば、2月8日に一般Xユーザーから寄せられたコメントに対し《くたばれ資本主義の犬》と投稿したことが話題に。翌日、同ポストが“暴力的な発言”を禁止するXのコンプライアンス規定に違反したようで、《おいおいw》というコメントとともにX側から送られた警告通知の写真を投稿し物議を醸していた。
全国紙政治部記者が語る。
「斎藤さんといえば、環境破壊や気候変動をもたらす資本主義の利潤追求から退き、公共サービスなどの共有財産化や生活の質の向上を訴える“脱成長コミュニズム”を提唱していることで有名です。現在では、『サンデージャポン』や『news23』(ともにTBS系)などの情報番組にも出演するなど、広くコメンテーターとしても活躍しています。
共産主義やマルクス主義に関する発信のほか“リベラル”や“左翼”などに関する発言も多く、斎藤さんの発言はネット上でしばしば議論を呼ぶことも。今回の放送延期に関しても、自身の『過激すぎてw』という文言やX上でのコンプラ違反の警告などがあったことから“何らかの政治的圧力があったのでは”と憶測した人が少なくなかったのかもしれません」
画像ページ >【写真あり】「放送なくなりました」物議のポスト(他1枚)
