「中村さんはアイドルデュオ『YURIMARI』として芸能界デビュー。その後、女優に転身しました。それだけに、似たようなキャリアを歩む後輩のことを非常に気にかけていたといいます」
こう話すのは制作関係者。9月1日に亡くなっていたことが発表された中村ゆりさん(享年44)。生前、とある男性アーティストに、かつての自分を重ねていたという。
中村さんは’96年にオーディション番組『ASAYAN』(テレビ東京系)を経てYURIMARIを結成。’99年に解散すると約3年間活動休止していたが、’03年から女優に転身した。
「女優業を始めたばかりのころ、中村さんは先輩俳優に“アイドル上がりはみんな演技が下手で手がかかる”と嫌味を言われて悔しい思いをしたそうです。“見返そう”という思いを胸に、愚直に努力を重ねて演技力は確かなものになりました」(前出・制作関係者)
’13年には豊川悦司(64)、余貴美子(70)ら実力派俳優が集う芸能事務所・アルファエージェンシーに移籍。
「同社の創業者で当時の社長である万代博実さん(共演74)に中村さんが移籍を直談判したそうです。ですが、万代さんはタレントを増やす方針ではなかったため、何度か断ったとか。それでも中村さんの熱意に押され、万代さんも中村さんを受け入れることにしたといいます。中村さんの強い向上心がうかがえます」(前出・制作関係者)
名実ともに名バイプレイヤーとして知られるようになった中村さん。’22年にはドラマ『クロサギ』(TBS系)に出演した。
「『クロサギ』は平野紫耀さん(29)が主演を務めましたが、当時平野さんはKing & Princeからの脱退を発表したばかり。“アイドルだから”という色眼鏡で見られないように、ひとりの俳優として評価してほしいと必死に努力していたといいます。
そんな平野さんを見て、中村さんは『おこがましいけど、昔の自分が重なって見えた』と話していたそうです。中村さんと平野さんは’20年のドラマ『未満警察 ミッドナイトランナー』(日本テレビ系)でも共演していたので、平野さんの懸命な姿をよく知っていたのでしょう」(前出・制作関係者)
後輩を見守り続けた中村さん。温かいまなざしは平野にも届いていたことだろう。
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