砂月　乙女系ゲーム「ＡＭＮＥＳＩＡ」タイアップ曲『ＳＹＭＰＡＴＨＹ』で新境地開拓！　マキシシングル発売記念インタビュー

砂月　乙女系ゲーム「ＡＭＮＥＳＩＡ」タイアップ曲『ＳＹＭＰＡＴＨＹ』で新境地開拓！　マキシシングル発売記念インタビュー

恋をしているときの切なさ、もどかしさ……大人の女性ならきっと経験したことのある、そんな甘酸っぱい気持ちを歌った『ＳＹＮＰＡＴＨＹ』がリリースされた！

乙女系恋愛ゲーム「ＡＭＮＥＳＩＡ」のエンディングタイアップにもなっているこの曲を歌うのは、イケメンボーカリストの砂月。

「『唇に触れて』とか『時が止まって』とか、ふだん書き慣れない歌詞だったので、自分で書いていても甘酸っぱかった」と本誌でその制作秘話を語った砂月だが、インタビューが進むうち、今日にいたるまでの道のりや、意外な趣味も明らかに……。

本誌では掲載しきれなかった砂月の素顔を、ここではご紹介。あまりのまじめさ＆素敵さにファンになること必至♥

ヴィジュアル系のルックスにも関わらず、ストレートな胸キュンソング『ＳＹＭＰＡＴＨＹ』をリリースした、砂月。そもそも「ヴィジュアル系」と聞けば、様式美を重んじる印象があるものの、彼は今回の曲のみならず、ライヴ会場では振付ありの、ノリノリなサマーソングも披露していた。イメージにとらわれない楽曲づくりをするのはなぜ？
「毎回、作品ごとに進化していきたいというのが僕の思いです。ソロプロジェクトが始まった当初は、短編映画を見ているよ
うな気持ちになる曲を作りたくて、詩集がついているような作品からスタートしました。それで、じゃあ今年は？　というと、ライヴ感を出したい、という気持ちなんです」
すでに海外でも積極的に活動している砂月は、日本のファンより海外のファンのほうが、反応がダイレクトだと話す。もしかしたら、シャイな日本人のファンがもっとライヴで盛り上がれるように、今年は目標を定めているのかも。
「日本のお客さんは、照れるんですよね。好きだけど目は合わせない、というような……。その点、海外はガツガツ来ますよ。ステージで歌っていても、触られる
わ、手紙は渡されるわ(笑)。楽しければ『ワー！』っときますけど、そうでなければ『ブー！』とブーイングの嵐ですからね。直接的で、刺激がすごく強いです」
そもそもヴィジュアル系というのも、自分が「きれいなものが好き」というだけで、曲自体はすべての人に届けたいという砂月。そのアーティスト名も「心の暗い部分に、光をともせる歌い手でありたい」という願いを込めてつけたそう。
「僕自身が、人生でつらいとき、苦しいときに、いつも音楽で助けられてきたから。じつは、本格的にバンド活動をしていこうと決めたのは、大学時代の就職活動の時期。このままレールに乗っていくのか、夢を追うのかと考えて、僕自身も歌で誰かを勇気づけられるようになりたくて、この道を選んだんです。不安はあったけど、子供のころの僕が、今の僕を見てカッコいいと思うかどうか……そんなことを考えたとき、嫌なことを我慢してやっていくより、やりたいことをやろう、
と決心できたんです」
まだまだ進化の途中ではありつつも、今の姿は子供時代の自分から見れば「合格だと思います」とはにかんで。そんな砂月が、ボーカリストの活動以外でハマっていることは？　と尋ねると「フィンランド語の勉強です」と、意外すぎる答え。
「ヘルシンキの町並みとかオーロラとか、フィンランドのロマンティックな景色が好きで。言葉の響きもきれいなんですよ。いつか行きたいと思って練習しているんですが、フィンランドでライヴ……お客さんのほうが麗しすぎて、気おくれしちゃうかもしれませんね(笑)」
正直、ヴィジュアル系＝ナルシスト、と先入観を持って挑んだ取材。しかし、気さくな話し言葉からは、表現者として誠実であろうとする、素直な人柄がうかがえる。
「『女性自身』読者の方に喜んでもらうには、どんな話をしたらいいんでしょう？　やっぱり、チャン・グンソクの話でしょうか(笑)。でも、彼、本当にカッコいいですよね。じつは、こっそり参考にしているんです」
なんて、読者層と意外な共通点も飛び出して。
そんなサービス精神いっぱいの砂月に、最後に読者へ一言、とお願いすると
「mina rakastan sinua（ミナ・ラカスタン・シヌア）❤」
ちなみに、フィンランド語で「愛しています」という意味。北欧の騎士さながらの、イケメンボーカリストをこれからもよろしくお願いします！