耽美派最強ヴィジュアル系バンド『Versailles』（ヴェルサイユ）KAMIJO活動休止直前インタビュー！

突然の活動休止の真相は？

１２月２０日に東京・NHKホールでのライブを最後に活動休止となる直前、Versaillesボーカルであり、リーダーのKAMIJOに話を聞いた。

ー順調に世界規模で活動をしてきたVersaillesですが、突然、活動休止をするのは何故ですか？

KAMIJO

「活動を始めて５周年を迎える中で、今後の活動を模索する中、メンバー個々の成長の為、そしてそれぞれが形態に縛られる事なく自身の作り出す音楽と向き合う為に『Versailles』でいるためには活動を休止したほうがいいという結論に至ったわけです」

ー個々の成長とはどんな意味ですか？

KAMIJO

「５年間活動する中でメンバーそれぞれの力をすべてVersaillesのために出そうとするとVersaillesではなくなってしまうということです。

メンバーそれぞれが、このバンドが最後という思いで活動を続けてきましたが、バンドとしてだけではなくファンの方々も含めてのVersaillesとなった今、私たちの勝手な判断でVersaillesを変える事は出来ないということなんです」

ー今回の決定についてメンバーの反応は？

KAMIJO

「皆、どこかで同じ気持ちがあったと思うんですが、すんなり決まりましたね」

ー活動休止についてファンの反応はどうでしたか？

KAMIJO

「すごく残念ですという反応が多くてVersaillesへの愛情をしみじみ感じる事ができました。

特に今回、海外のファンの方々には申し訳ない気持ちでいっぱいですね。休止発表後にワールドツアーが出来なかったのは心苦しいです。

英語圏以外の方々からの文章は翻訳にも時間がかかるのでなかなかすべての手紙に目を通せないんですけど、今回は全て翻訳して読みました」

—今後の活動はすでに決まっているんですか？

KAMIJO

「今はまだ１２月２０日のNHKホールが終わっていませんから。気持ちがそこにすべて集中しています。終わってからゆっくり考えたいと思います」

−５年間の活動の中で、海外ツアーの思い出は？

KAMIJO

「海外でのツアー当初は、ヨーロッパはベッド付きの２階建てバスでの移動でしたので、眠る場所がとにかく狭かったですね（笑）最近ではヨーロッパ国内も飛行機で移動していたので観光もできるようになりました。

ベースのMASASHIとドラムのYUKIはお酒が大好きなのでドイツに行けばビールが楽しみだったり、日本では普段あまり外出しないギターのTERUも積極的に街に出て楽しんでいました。

一番感動したのは、ギターのHIZAKIと一緒に行ったバチカンですね。

とても影響されていた場所でしたから目の当たりにした時は二人とも声が震えるというか、、泣きました」

ー来年、女性自身WEBサイト『フォトも！』に登場する予定ですが？

KAMIJO

「写真を大きくプリントしてファンの方が手にできるのはとても嬉しいです。しばらく活動休止ですので、僕達の写真を部屋に飾って思い出してもらえたら嬉しいですね」

—いよいよ最後となるNHKホールのライブへの意気込みを聞かせてください。

KAMIJO

「世界をまわってきたVersaillesにとって、NHKホールは最後にもっともふさわしい会場です。音響面でも申し分ありません。

Versaillesをまだ観た事のない方もまるで舞台のようなステージを是非一度楽しんでくださればと思います」

ー最後にファンの方々にメッセージをどうぞ。

KAMIJO

「Versaillesは12月20日のNHKホールでのライブをもって活動休止となりますが、楽曲『The
Revenant Choir』の歌詞『Our
clan’s blood will not stop
forever.』にあるようにVersaillesの血は永遠なので、今後の私たちを信じて待っていてください」