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「米倉さんの演じた役を私が……。重たいくらいのプレッシャーを感じますが、今となっては楽しみ。ほかの人が演じたら嫉妬するくらい、自分がやるんだという気持ちがあります」

 

そう話すのは、’82年の山本陽子、’04年の米倉涼子に続き、松本清張の名作『黒革の手帖』(テレビ朝日系・7月20日21時~)で主人公の悪女・原口元子を演じる武井咲(23)。

 

「ものすごく見応えのあるドラマで、銀座の街で起こる出来事や、その非日常的な世界観が面白くて、時代を超えて愛されているんだと思います」(武井・以下同)

 

派遣の銀行員・元子が銀座のママへと転身する物語の中で、重要な鍵を握る“黒革の手帖”。武井自身のスケジュール管理は手帖ではなく“スマホ”で行っているとか。

 

「手帖を使いたいとは思っているんですけど、現代はやはりタブレットになってしまいますよね。日記を書いても三日坊主で終わっちゃいますが、何かを書き続ける習慣がないからこそ、字を書く機会を大切にしたいと思っています」

 

役作りついては「こんなに気持ちいい役はなかなかないので、私自身もこの世界を生きる人間として過ごしたいです」と。そして、彼女は元子との共通点を次のように語る。

 

「人に嫌われても家族がいればそれでいい、という考え方なんです。嫌われないほうが幸せだけど、嫌われないために取り繕うことはない。家族がいるから何を言われても平気なところがとても共感できます」

 

武井版“悪女の孤独な闘い”が、今まさに始まろうとしている--。

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