「人と人とのつながりが感じられて、すごく温かい気持ちになる作品。私は家族や友人など、親しい人たちに連絡したくなりました」(香里奈・以下同)
天涯孤独の身になり、地元のお年寄りたちの思い出の“おもいで写真”を撮ることになった音更結子が、さまざまな体験を通して成長していく映画『おもいで写真』(1月29日公開)。結子を優しくサポートするお姉さん的存在・樫井美咲役を、香里奈(36)が演じている。
「私にとっての思い出の写真は、両親が大事に保管してくれている幼いころのものや、学生時代のもの、愛犬の写真です。写真は、大切な思い出や記憶を思い起こすことができるし、何かにチャレンジしてみよう、と前向きになれるものだと思います」
写真を撮ることによって自分の居場所を取り戻していく結子を演じるのは事務所の後輩・深川麻衣(29)。
「まいまいは、すごく落ち着いているし、いい子すぎて心配になってしまうくらい。素直で自分の意見もちゃんと持っているけれど、物腰は柔らかい。私にないものをたくさん持っていますね」
映画はオール富山ロケ。撮休のときは観光も楽しめたという。
「町中に大きな大仏があったり、ドラえもんのいる公園があったりと、自然と都会が融合したようなところでした。電車に乗って移動したり、名物の氷見うどんを食べたりして満喫しました。地元の名古屋弁と富山弁のイントネーションが似ているので親近感も湧きましたね」
「女性自身」2021年2月9日号 掲載