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「歌なんか歌いたくなかったし、小椋さんが出るならやりますよってわざと無理を言ったら本当にOKされちゃって……嫌々やらなきゃいけなくなったんだよ(笑)」

 

特別番組『太川陽介のスナック歌謡界〜昭和スターが集う店〜』(Jテレ・3月26日22時30分〜)のゲストとして登場した梅沢富美男(70)。番組内では、代表曲『夢芝居』の作詞・作曲を担当した小椋佳氏もサプライズ出演した。

 

「小椋さんは、『夢芝居』が売れても『お前ね、歌番組なんか出ないほうがカッコいいんだよ』って言ったんだよ。当時は、おしゃべりだからいっぱいしゃべりたかったんだけど、歌番組には出なかったね。そんな出来事から、役者っていうのはカリスマじゃなきゃダメなんだってことを学びましたね」

 

その教訓もあり、メディアでは、役者・梅沢富美男という人格を演じていくことになった。

 

「私生活は全然そんなことなかったんだけど、役者としては二枚目の顔で挑んでましたね。インタビューで何を聞かれても『別に』って答えてたし(笑)。テレビで『関係ねぇだろ! だったら俺のこと使わなきゃいいだろ!』って言ったこともあったね(笑)」

 

これまでも幾度となく歌ってきた『夢芝居』。一昨年、あるイベントで新たな発見があったという。

 

「『オードリーのオールナイトニッポン』の企画で日本武道館で歌ったときはすごかったね。あんな大きい舞台で歌うのは初めてで、お客さんの『わー!』って歓声でイントロが聞こえなかったんだよ。それがいちばん興奮してね、“歌”ってすごいなって初めて認めた! それまで歌のすごさっていうのは名前が売れることだと思ってたんだよ。だから、みんな我慢してNHK(紅白)出てるんだろって(笑)」

 

「女性自身」2021年4月6日号 掲載

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