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「明治になってからせりふが難しい! 経済の話になると聞きなれない単語が多く、ちんぷんかんぷんです。服装をはじめ和から洋にどんどん変わっていくので、あんばいが難しいです」

 

そう話すのは、大河ドラマ『青天を衝け』(NHK総合/日曜日20時〜、BSプレミアム・BS 4K/18時〜)で主人公・渋沢栄一を演じる吉沢亮(27)。

 

激動の明治時代に突入し、終盤に向けて物語は加速。現場の雰囲気も大きく様変わりしているようだが、そんななかでも変わらないのが栄一と慶喜(草なぎ剛・47)の関係だろう。

 

「慶喜が将軍職を退いて一般人になっても、栄一の慶喜への尊敬の念は変わりません。栄一と喜作(高良健吾・33)、栄一と円四郎(堤真一・57)など、いろいろな人との関係性を描いている作品だと思いますが、栄一と慶喜の関係性はいちばん色濃く残っていく気がします」

 

それは慶喜を演じる草なぎと吉沢の関係性にも近いと話す。

 

「草なぎさんは小学生のときから見ていた大スターです。栄一の慶喜に対する尊敬と、僕、吉沢亮が草なぎさんに感じている尊敬の念みたいなものは、形は違うかもしれないけどリンクしているような気がします。役者としてすごい方、という思いがあってそこへの憧れというか。この関係性がお芝居に自然と出ればいいなと思っています」

 

栄一は今後、身内の死に直面しながらも、官僚として、やがて実業家として個性的な面々と渡り合い活躍を遂げていく。

 

「今まではどちらかというと栄一が変人で周りが振りまわされていた感じですけど、明治になってからは、周りが変人ばっかりで濃いです。栄一の功績が積み重なり本領が発揮されていくので、楽しんでいただけたらと思います」

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