「ひさしぶりに“戦争”シリーズに帰ってきて、撮影の初日は感動しました。懐かしくもあり、新鮮でもあって。でも、すぐに感覚を取り戻しましたし、やっぱり、ドラマの撮影は面白いなあ、なんだかんだ言って、俺、好きなんだなあって思いながらやっています」
そう話すのは、放送中のドラマ『罠の戦争』(カンテレ、フジテレビ系・毎週月曜22時~)で主演を務める草彅剛(48)。民放の連ドラ主演は、’17 年放送の『嘘の戦争』以来6年ぶり。
「年齢を重ねたからこそにじみ出る味というか、成熟した魅力を出さないと!」と意気込むが、撮影に臨む気持ちは、25年前と変わらないという。
「初めて主役に起用された『いいひと。』(’97年)以来、演じることの面白さや大変さ、いろいろ経験させてもらったカンテレに戻ってこられて、僕自身、新人のころに戻ったような気持ちですね。生意気な新人ですけど(笑)」
中盤に突入したドラマは、草彅演じる主人公の議員秘書・鷲津亨が、一人息子の事故の真相を突き止めるため、政治家への転身を決意する。
「感情表現をあまりやりすぎないほうがいいのかなと思ったのですが、監督が『もうちょっとやっておこうか!』って、“罠感”を求めてくるんですよ。反論しても結局やらされちゃってます(笑)」
さらに、シリーズ最大の復讐劇になる予感も。
「激しい熱量を引き出すために必要なことは、やはり睡眠ですね。寝てりゃあ、結構なんとかなる(笑)。現場では難しく考えず、アクセルを踏んでいこうと思います」
自身のキャリアを代表するシリーズからスタートを切ったが、’23 年の抱負は?
「昨年は舞台を2本もやって、本当にほえまくったんですよ。そこで得た刺激を自分のパワーに変えて、今年はウサギのようにぴょんぴょんと跳ねて、ステップアップできたらいいなと思っています」
(スタイリング:細見佳代・ZEN creative/ヘアメーク:荒川英亮)
【衣装協力】
スーツ、シャツ、ネクタイ(すべてLAD MUSICAN/ラッド ミュージシャン)