『ドキュメント72時間』のテーマ曲「川べりの家」は5分で完成!松崎ナオが明かす秘話
画像を見る 実は「川べりの家」は5分でできた曲だという

 

■たったの5分で完成!「物足りないのがいいのかも」

 

番組に「川べりの家」が起用されたことで、松崎の状況も少しずつ変わっていったという。

 

「この曲はリリースされた当初も『ドキュメント72時間』に使われ始めたときも、それほど反響はなくて。曲の感想を貰うようになったのはここ3、4年のことです。ジワジワと広がっているみたいで、町を歩いているときに『川べりの家の人ですか?』と言われるようにもなりましたね。

 

あと、ライブにご年配の方が来られるようになったんです。それも60代、70代くらいのかたに来ていただくようになって……。私のライブ、けっこううるさいので大丈夫かなって最初は不安でしたけど(笑)。でも、いつも楽しそうにしてくださるので『よかったなぁ』って思いますね」

 

そんな松崎だが「『番組に曲を使いたい』と言われたとき、最初は『この曲でほんとにいいんですか?』って思ったんですよ」と明かす。実は「川べりの家」は5分でできた曲なのだ。

 

「この曲を作ったとき、川べりに引っ越したかったんです。本当にそのまんまなんですけど(笑)。電車でたまに、中州の真ん中にポツンと家があったりするのを見るたびに『帰りづらい家に住むのっていいな』って思っていて。でも実際には難しいし、じゃあ想像で川べりの家に引っ越しちゃったことにしようと思いつきました。

 

それで、川べりの家に住んでいることをイメージしながらピアノを弾いていたら、この曲がスルッと……。何にも考えずに5分くらいで、いきなりできました。だから、手応えゼロ(笑)。多分、無意識で曲のイメージを積み重ねていたとは思うんですけど」

 

曲ができた当初は「短い曲だし、なんか物足りない」と感じていたという。しかし、今では「その物足りない感じがよかったのかも」と考えるようになったようだ。

 

「番組で流れているのを聞いて、『番組の最後のパーツっぽいな』と思ったんですよね。少し足りないからこそ番組に馴染んでいて、視聴者のかたの邪魔にもなっていないのかなって。もしかしたらこの曲の反応がじんわりと広がっていったのも、あまりにも番組に馴染みすぎていたからなんじゃないかな。『愛されるのに時間がかかる曲って、いいなぁ』って思います」

 

これからも「川べりの家」は、じわじわと人々の心に染み渡っていくことだろうーー。

出典元:

WEB女性自身

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