「ハルはコミュニケーション能力が高くて、いつも自信に満ちあふれているし、どちらかというと不器用な僕とはかけ離れている部分ばかり」
そう話すのは、主演ドラマ『トリリオンゲーム』(TBS系・金曜22時~)で天性の人たらしで世界一のワガママ男、ハル(天王寺陽)演じるSnow Manの目黒蓮(26)。一癖も二癖もあるハルは、目黒本人やこれまで演じてきた役柄とは一線を画すキャラクターだ。
「ただ、常に上を目指して目標を達成していこうとする姿勢は、同じかもしれないですね。オファーをいただいたときから、今回の役は自分にとって大きな挑戦になるだろうと思っていました。守りに入るのは嫌なので、攻める気持ちを大切に頑張りたいです」
謙虚で真面目なイメージが強い目黒だが、あえてハルのように“ワガママ”でいようとしている部分もあるのだとか。
「自分の中で強く思っていることは、必ず周りにも言うようにしています。もともと自分の意見を言えないタイプだったんですけど、Jr.時代に友人からそれを指摘されたことがあって。このままくすぶり続けるくらいなら、自分を変えないと後悔すると思ったのがきっかけです」
ハルは「1兆ドル=トリリオンダラーを稼ぐ」という野望に向かって、挑戦を続けていく。目黒自身も、大きな目標のために挑戦をしたことはあるのだろうか。
「たくさん挑戦してきていると思いますが、いちばん印象的なのは’17年の『滝沢歌舞伎』。公演初日の前日に、けがをした出演者の代役を打診されて、とにかく無我夢中でセリフを覚えました。今思うと、あのとき自分は大きなチャンスをつかんだんじゃないかと思います。僕は、目の前のことを精いっぱいやることしかできないほうなんですけど、ハルはきっと、何がチャンスか事前に見極められるタイプ。それはすごくうらやましい」
最後に、ハルと同じくらい大きな野望は何かと聞いてみると、意外な答えが。
「僕の人生の最終目標は自然の中で自給自足の生活を送ること。農家の方や漁師さんをすごくリスペクトしていて、いつか自分でも挑戦してみたいんです。もちろん、簡単なことじゃないのはわかっていますけど、やっぱり憧れます。自分が食べられない分は、みなさんに買ってもらって、お金を稼ぐのもありかもしれないですね(笑)」