「表舞台に戻るつもりは一切ない」司法試験合格の山本モナ フリーアナやめて挑む「弁護士の覚悟」
画像を見る 弁護士として特に取り組みたいのが、著作権法だという(写真:本誌写真部)

 

■“自分のための勉強”をするなかで起きた変化

 

こうして、子どもとの時間以外のすべての時間を勉強につぎこむうちに、子どもたちとの関係にもある変化が。

 

「司法試験の勉強をする前は、とにかく子どもに手をかけていて。一緒に過ごす時間も長く、何から何まで把握していないと気がすまないタイプでした。でも、勉強を始めたことで、必然的にそんな時間もなくなります。小学4年生になった長女は、私の干渉が少なくなって、少しホッとしているようでした」

 

そんな長女は、司法試験の勉強をする母を見て、影響を受けていた時期もあったそう。

 

「『ママが弁護士になって、私は検察官になる!』と言われたときはうれしかったですね。けれど、長女は最近彼女なりのやりたいことを見つけたようで、検察官にはもうならないそうです。でも、それでいいじゃんと。彼女の人生は彼女のものですから。私自身、自分のために勉強するようになって、娘の人生と自分の人生は別物だときちんと距離がとれるようになりました」

 

山本に、40代以降の女性が新しいことに挑戦するために必要なことを聞くと、即座に「誰にも相談しないこと」と答えが返ってきた。

 

「40代を過ぎて新しいことに挑戦しようと相談すると、ネガティブな助言をしてくる方もいると思うんです。『今さら?』とか『生活はどうするの? 大丈夫?』とか。それが挑戦する気持ちのストッパーになりかねないと思うんです」

 

山本は、全員に理解してもらうのはムリだと言う。

 

「みなさんそれぞれ事情がありますから。でも、考えてみてください。挑戦して失敗したとしても、自分でその責任を引き受けられる年齢になっているはずです。失敗したら自分で責任をとればいいだけ。だから、打ち込みたい何かが見つかったときは、他人に相談せずに、自分の意思で挑戦してほしいです。みなさん、今まで夫や子どもなど誰かのために生きてきた方が多いと思うんです。だからこそ、やりたいと思ったら自分のために生きてもいいんじゃないでしょうか。やりたいと思ったときが、やりどきです!」

 

再来年の春からは、いよいよ弁護士としての実務が始まる。専門分野として予定しているのは、著作権法。かつてメディアの表舞台で闘ってきた彼女には適任の分野だろう。一方で、世間が期待する「フリーアナウンサー」としての顔には、もう未練はないと話す。

 

「弁護士をする傍らで、表舞台に戻るつもりは一切ないです。コメンテーターとかも。だって、私がなりたくて挑戦してきたのは、弁護士だから。だからこれからは、弁護士としての仕事を全うしたいんです」

 

闘い抜いた3年間が実を結び、山本は新しい人生のスタート地点に立った。本当の挑戦は、これから始まる――。

 

画像ページ >【写真あり】司法試験挑戦中は「掃除と片づけは諦めました」と話す山本モナ(他1枚)

出典元:

WEB女性自身

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